前回に引き続き 、基礎工事。
捨てコンクリートを打った後、鉄筋、立ち上がりの基礎を造るための型枠位置を墨だしします。
位置を印をつけ終われば、引き続き、鉄筋を配筋していきます。
コンクリートと鉄筋ってとても相性がいいんです。
コンクリートは圧縮の力には強いが、引っ張りの力には弱い。
鉄筋は圧縮の力には弱いが、引っ張りの力には強い。
コンクリートと鉄筋の温度変化による熱膨張率は同じ。
また、鉄筋は空気中では酸化し錆びてしまうんですが、アルカリ成分をもったコンクリートがそれを覆うことで、錆びないようになってます。
面白いですよね。
なんでも人で例えてしまうんですが、
長所と欠点が真逆な要素がお互いを補い合うことで、長所として活かされる。
また共通点あるから、共存でき、外部からの敵も包み込むことで力を発揮する。
夫婦の理想的な、構図ですね。
面白いことに、鉄筋とコンクリートは「被り厚さ」といって、ある一定距離を取らないと、鉄筋が錆びたり、コンクリートがひび割れしたりするんです。
何でも、程よい距離感大切なんだね。