この度8/24(土)25(日)京都府木津川市で完成見学会をさせて頂けることになりました。
am10:00~15:00までの一時間単位での予約制とさせて頂きます。
申込みメッセージ欄にご希望のお時間を明記してください。
場所 京都府木津川市
■電車でお越しの方
JR大和路線 加茂駅 徒歩20分
※駅に迎えにいくことも可能ですのでその場合事前にお知らせください。
■お車でお越しの方
第二阪奈道路 宝来IC出口から車で40分
※お申込み頂いた方には見学会の詳細及び地図を送らせて頂きます。
できるだけ少人数でのご見学にするためご希望のお時間がすぐに埋まってしまう恐れがありますので、お早目のお申込みよろしくお願いします。
家づくりについて
今回はご夫婦2人とお子様1人の計三人のご家族の住まいになっています。
自然豊かな市街化調整区域のご実家の土地の一角での計画になります。
お施主さんはかれこれ6年くらい見学会に来てくれていて、今回念願の家づくりになりました。
コミュニケーションを多くとれたことは家づくりにおいてプラスになりました。
建物はできるだけ無駄を省いてコンパクト(延べ床面積27坪)にし、素材にはこだわるようにしました。
お隣の神社と畑に囲まれている好条件を利用し、半外部の縁を大きくとって、屋内と屋外を曖昧にし自然を生活の一部として取り込む計画としました。
素材
木
標準として床には杉の赤勝ちの節ありを使っています。床は節合っても気にならないのですが、天井はすっきりと見せたいのでできるだけ節の少ないものを使っています。
今回は杉以外には桧、キッチンにタモを使っています。
塗り壁
外壁にはいつも利用している昔ながらのモルタル搔き落としです。
左官屋さんが調合して作っているので、なかなかやってるところは少ないんじゃないですかね。
似てる素材としてそとん壁なのですが、そとん壁よりも粒が小さくて上品な感じです。
外部の植栽とよく馴染んで、外壁に植栽の影ができて風情を感じます。
今回室内の塗り壁として土壁の中塗り仕上げを採用しています。
キッチンの天井に使っているので個性的で、どんな雰囲気かは実際に見て確かめてください。
土壁は細かいスサが入っているので、とても質感があって私は好きです。あと、影が深くでるのでとても陰影がきれいです。
庭
庭工事はお施主さんの楽しみの一つで、今回愛知県の小笠原庭園さんに造園をして頂きました。
借景は畑や自然草で緑いっぱいではあるのですが、整えられたものでもなくそれだけでは雑多で風景を楽しむようなものではなかったです。
田舎はこういう感じが多くて、何件か取り組んだ経験から、敷地にきれいな緑をいれることで、雑多な借景も背景として引き立ちます。
屋根の下にある縁(デッキ)でくつろぐための雰囲気ある庭になりました。
想い出
ダイニングテーブル・椅子
今回ダイニングテーブル・ダイニング椅子を三重県のタンペレさんで製作してもらいました。
お施主さんと一緒に3回もタンペレさんの工房に行って、テーブルと椅子との関係性や椅子の座り心地など、お施主さんの身長なども考慮して、ああでもない、こうでもないと
仕上がりは見学会で見てください。
照明
照明も芦屋や三重まで行って実際に見てきました。
ダイニングテーブルのペンダント照明やリビングの照明で悩みましたがなかなかいい感じになったかなと思います。
家づくりの過程の中で照明器具や家具、ソファーのファブリック生地など、いろんな場所へ行って好みのものを選んでもらうようにしています。
最後に
空間の居心地の良さ、杉の床の温かさ、木の美しさ、土壁の陰影など素材から質感など、施工例の写真では感じることができない生の空間を皆様に感じてほしいと思っています。
ですので、家を建てる建てない関係なく、ご興味がありましたら、空間を体感してほしいです。
今後の皆様の暮らしが少しでも快適になり、家族が楽しく暮らしてもらえたら幸いです。
心よりお持ちしています。