無垢板のフローリングを使いたいけど、手入れがむずかしいのでは?という声をよく耳にするので、今回は無垢板のフローリングのお手入れ方法をお話しします。
すごく簡単ですよ。
まずは、ワックスの種類なのですが、床は家族が直接肌に触れる場所なので、やっぱり、自然系のワックスを使ったほうがいいです。
よく使われるのが、未晒し蜜ロウワックス(1リットル缶)(蜜蝋とエゴマ油)やドイツのAURO フロアー用ワックス(500ml)(オレンジオイルや蜜蝋、ローズマリー油など)です。
これらのワックスは、有機溶剤・合成樹脂・乳化剤・石油系物質など一切使っていないので安全です。
どちらも、塗りやすく、ワックスに含まれている植物の油脂が木材の中にしみこんでいき、表面に皮膜をつくっ汚れや水をはじいてくれます。木の色や手触りはそのまま活かすことができます。
◆蜜ロウワックスの塗り方◆
ワックスがけはいたって簡単です。
しかも一年に一度くらいでいいので、大掃除のついでににご主人にお願いしてみてください。
用意するもの
・掃除機 ・拭き取り用雑巾
・サンドペーパー
・ワックス ・布やきれいな雑巾
ワックスを塗る前に、表面の汚れやホコリを掃除機や乾いた雑巾で拭き取って下さい。汚れた部分の上にワックスをかけると、汚れが取れなくなりますので、注意して下さい。
ワックスを布やきれいな雑巾に取り、木目にそってまんべんなくすり込むように塗布してください。
そのあと、一度塗った上から、ウエスでうすく延ばしてください。
あとは乾くのを待つだけです。
塗装時に使用したウエスは、自然発火するおそれがありますので、使用後は必ず水に浸してから廃棄してくださいね。
◆普段のお手入れ◆
日常的なお手入れは、特別なことをする必要がなく、掃除機がけをして、たまに乾いた雑巾で乾拭きする程度でOKです。
なかなか汚れが落ちないときは、水を含ませた雑巾を強く絞って拭き取ってください。
気をつけて欲しいのは、ワックスを塗る際は、フローリングの表面が乾いた状態でしてください。
●汚れやシミがついてしまったら
基本的には、無垢板フローリングについた汚れは、固く絞った雑巾で拭けば綺麗に取れます。
水などのシミ
水分をこぼして長時間放置してしまうと、水とワックス成分が反応して白いしみができる場合があります。
そうなってしまった場合、市販のメラミンスポンジなどを使うと綺麗に落ちます。
無垢板の表面のワックスが落ちてしまっている場合、軽く塗ってあげて下さい。
ひどい汚れ、シミ
お醤油やコーヒー、マジックなどのひどい汚れが付いてしまった場合は、その部分を傷がつかない程度に目が細かい#240~320程度 のサンドペーパーで削りおとして下さい。
その削ったところに、ワックスを忘れずに塗ってくださいね。
水シミ | ヤスリ後 |
無垢板の場合表面を削ることができるので、いいですよね
一年くらい裸足や靴下で生活していると、フローリングはつるつるになって、汚れにくくなりますので、ワックスを塗らなくても、雑巾で拭きとるだけでいいかもしれません。
★いつも使っている自然系ワックス★
蜜蝋とエゴマ油を成分としたワックス。とても扱いやすいです。
未晒し蜜ロウワックス(Cタイプ) 1L [小川耕太郎 百合子社]
オレンジの匂いがとてもいい香りで、液状になっているため、とても塗りやすいです。
アウロ フロア-用ワックス 500ml (天然原料100%フローリングワックス)
by G-Tools
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