地鎮祭 藤井寺の家

先週金曜日、藤井寺の家、地鎮祭でした。

書類地獄からも解消され、あとは着工を待つばかりです。
何かとお施主さんにはおまたせをしてますが、いよいよ始まります。

図面はあらかた終わっていて、あと詳細図を描くくらいかなと思います。
詳細図は図面の中でも好きなところなのでじっくり描いていきたいと思います。

今回は平屋建ての住まいになり、終の棲家となっていて、落ち着いた時間を過ごせるような住まいを計画しました。

プランをする際の私のテーマとして、「この空間は気持ちいいいだろうな」とか「ここは使いやすいだろうな」とか
「出来上がりを楽しめる家」にすることを念頭においてます。
プランは現場への図面を描くのと違って心が落ち着いているときを狙ってやるようにしてます。
↑ これお待たせしてる方へのいいわけも少しありますが・・・

さて、今回のチャレンジとして、

昔の民家の名残を残した雰囲気にすること
キレイな土壁の和室を造ること。ご主人の趣味の陶器をキレイに並べること。
奥様の家事動線を使いやすいものにすること
家族がワイワイとくつろげる空間にすること。
個々の部屋も充実させること
敷地が広いので、庭でも楽しめる空間にすること
家の中から緑がきれいに写ること

などなど。

期待し、まかせてもらってますのでその期待に沿うようにと思っています。
構造材の打ち合わせも完了し、基礎、上棟を待つばかりです。

四日市の家 現場打ち合わせ

先週末四日市の現場定例打ち合わせでした。

四日市にはもう何回来てるだろうか・・・(笑)
三重もいいところだなと来るたびに思います。
トンテキが食べたい。
終わったらゆっくり観光したり大学の友達がいるので遊びにいこうかな。

さて、一か月ぶりの現場なので、色々と進んでました。

外壁が完成してました。
土入りモルタル芝削り
わかりやすくいえば雨にぬれても大丈夫な土壁かな・・・

写真をお見せしたいのですが、足場があり撮りにくいのと、外壁は緑が重なって初めてその質感の良さがでるので、完了時にまたUPします。
率直な感想としては、不快さがない。自然な風合いだなと。

外壁の土、アプローチの庭石と植栽が一瞬でも恍惚なひと時を味わえるようになればいいなと空想してます。

室内の中塗りの下地も終わってました。
今回は15mm塗り。

今のままでもいい感じですが、これはまだ乾いていない状態で、
「左官のあるあるですが、濡れてるときの色が一番濃くキレイ」

赤土、床土が混ざった仕上げになるので今から楽しみです。
いつ塗るんですかと左官屋さんに聞くと、「水谷さんがいないとき」だって。
色々質問するんで・・・。申し訳ない・・・

今回も打ち合わせ満載です。

庭師さん、金物屋さん、左官屋さん、建具屋さん、家具屋さん
皆様ずいぶん待たせてしまって申し訳ない。

庭師さんが地元の石などいろんな種類のものを持ってきてくれました。
石もいろんな表情のものがあり、おもしろいなと思いました(笑)
鉄平石などの薄石を敷き並べるのはまだ加工でき敷きやすいのですが、
この庭師さんは加工もできないくらいのいろんな形の厚石を手間暇かけて敷き並べる仕上がりが美しいんです。
前から「いいなー頼んでみたいな」と思っていた庭師さんなので楽しみです。
いい雰囲気になるんじゃないかなと思います。

家具屋さんが実寸のベニヤでダイニングテーブルの感じを確認してくれてました。
丸か楕円か四角か。
私は楕円が使いやすく面白いなと思います・・・
脚どうしてつけるんだろね、腕のみせどころかーー。

金物屋さんは地元から引っ張ってきました。
もう何年も毎物件やってくれてます・・・
ポスト、手すりなどデザインも含めいつもお任せでやってくれてます。
シンプルな見た目だけど、技術が盛り込んだこだわりがいつも気にいってます。

いつもながらに密で長い打ち合わせ。
職人さん皆さん、それぞれ色とりどりのこだわりを持っていて、その上やわらかい雰囲気でいい人ばかり。

いい家にするにはチームワークが一番重要なので、協力しながら活かせるようにできたらいいなと思います。

決めごとも目処が立ちホッとするばかりです。
さああとひと踏ん張り。

タモ造作キッチン 四日市の家 

今回のキッチンは家具屋さんではなく、現場で大工さんが作ってくれてます。

前板にはタモを使っていて、キレイな材が入ってほっとしてます。
大工さんも目地をキレイにそろえてくれてます。
金物はキッチンメーカーさんに引けをとらないドイツ製のものを使っています。
現場から送られてきた写真がこれだけなので、今週末現場で見れるのが楽しみです。

今週末定例打ち合わせで、
階段手すり、ベランダ手すり、庭の打ち合わせ、室内塗り壁の決定など盛りだくさんです。
もうすっかり四日市にいくことに慣れていて、毎回進行状況が楽しみです。

木と土と障子


土壁の質感と杉が造り出す落ち着いた雰囲気に障子からこぼれる光。
なかなかいいです。

全体が明るく白に統一した空間もいいですが、歳を重ねるにつれて、陰影のある空間が落ち着くのかなと思ってます。
食でいえば、濃い味よりも素材そのもののを活かしたうす味を好むようになってくる感じでしょうか。
例えが、少し違うかな・・・

特に夜になると土壁の質感は落ち着きます。
花や絵を飾るお施主さんが多く、自然なものや人が手で描いた絵などは自然の素材壁がよく似合います。

最近思うことなのですが、
機械や電気製品など造る過程で、機械が精密な加工をしてくれるのだけど、建築は現場で職人さんたちが細かいところまで手で作るので、結果として同じものはなく職人さんの味がでます。
この人肌の仕上がりこそ醍醐味だと思ったりします。

全体を通して、たくさんの職人が入り、どこかで誤差は生じて、それをカバーし合うのですが、結果的によくできたところもあるが何かとうまくいかない(どこを許容とするかですが・・・)ところもあるのですが、それも人肌の仕上がりかなと。

昔に土壁の仕上がりがクロスと比べると荒いとご指摘を受けたことがあるのですが、
土壁に見えるクロスもあるのでそれを使うとその心配もない。
その代り自然な風合いは失われたりします。

どちらも望みたいけど、それはちょっとむずかしいかな。

前にも話しましたが土で塗るのに色にこだわるのも違うのと同じで、たくさんの人たちが手仕事をすると統一的な仕上げは機械のようには期待できない。
ですが、味は手に入る。

それで充分かな。

こういった自然の素材を多様する家づくりは特に職人さんに依るのですが、職人魂を引き出せれば、いい家になるんだと思います。

最終的にはなんでも人を敬う気持ちかな・・・

 

カテゴリー: BLOG

家具職人によるTVボード現場取り付け 四日市の家

四日市の家内部が次々とできてきてます。
もうすぐ室内の土壁を塗るので、それに先立って造作工事が進んでいます。
当初から進めてきた家具職人さんによるTVボードが完成し、搬入してもらいました。
家具は置き家具ではなく、壁と窓とをぴっちりとくっつけて造り付け家具として固定させるために、塗り壁を塗る前に家具を取り付けてもらいました。

私は現場で実際に見ていませんが、壁、窓枠とキレイに納まるように大工さんと家具屋さんで10回くらい取り付けてははずしを繰り返したそうです。
出来てしまえばなんとなく納まってるように見えるのですが、このこだわりこそが職人による手仕事で面白い部分です。
写真は窓の枠とぴったり合うように調整してるところです。
窓枠も家具も自然の木ですので、このように微調整が必要になってきます。
きれいに納まってます。
完成が楽しみです。

TVボードや大工造作は目につきお客さんにわかりやすく喜んでもらえる部分なのですが、電気屋さんをはじめわかりずらく、ミスのみ目立ってしまう業種もあり、影ながらの努力はわかりづらいのですが、皆同じくいい家にしようと切磋琢磨してたりします。

私としてはその部分をしっかり見てあげ、できるだけ活かし共感し合いたいところです。

敷地の調査レベルと地縄張り 藤井寺の家

解体も終わり申請を速く提出したいので、早速敷地と建物の位置出しと前面道路・敷地の地盤の高さを測定しました。

まずは敷地と建物の位置出しです。
測量士さんがあらかじめ、道路の境界ポイントを印でくれたので、その点から敷地の位置を工務店さんに出してもらいました。

今日はとても風がきつく、普段はデスクワークの私は寒くてきつかったです。といっても私は指示をしてるだけですが・・・

昼をまたぎ、なんとか建物の位置出しも完了。
でかい。
建物を紐で囲っているのですが、この紐の位置は柱の中心線のため、実際は外壁厚さや軒もあり、今見るよりも断然大きくなり、
いつも縄を張ると「この家小さいな」と錯覚してしまうのですが、今の時点で大きいと感じるということは・・・

恐ろしい。

あんなに生い茂っていた植栽もこのとおり

さびしい。

でも、手入れが大変だった植栽から生まれ変わって手入れがしやすくやわらかい雑木が入るので完成時の変化を楽しみにしてください。

事務所に帰って、早速今日測った地盤の高さを図面に落とし込みました。
これをもとに設計GLを設定したいと思います。

敷地になにもない状態ですが、8月には建物ができ、植栽が入り生まれ変わります。
今は地道な積み重ねですが、完成を楽しみに励んでます。

藤井寺の平屋 解体がほぼ終わりました

藤井寺で新築の計画にしてます。

解体工事がほぼ完了です。私は申請業務に追われていてまだ見ていないのですが・・・
370坪ある敷地の母屋、4棟の木造住宅を解体しましたので、こんなに広い敷地なのかと改めてびっくりです。(写真でしか見てませんが)
何かちょっとさびしい感じがします。
お施主さんと電話で会話したのですが、母屋の解体を見るのが少し抵抗があり、さびしさがあったとお聞きしました。

先代と暮らした日々や幼いころから生活した家が壊されていく姿は私が想像する以上のものがあると思います。
その地に新たに、終の棲家を設計することの責任に少しプレッシャーを感じますが・・・

新たな家、新たな庭ではあるけれど、町並みは変わらない。
これをテーマにやってきましたので、後は造ることを楽しみ励んでいくことかと思います。

終の棲家になるので、平屋建ての暮らしやすく、家族がほのぼのと暮らせる家になればいいなと思います。

カテゴリー: BLOG

外壁左官塗り 四日市の家

現地で見本を壁に照らし合わせてどれにするか悩んでいた外壁の左官塗りが始まりました。

結局、土入りシバ削り仕上げ?ということになりました。

土は田で利用する床土、真砂土、赤土を混合したもので、赤土は少し悪さををするので少ない目になっています。
シバ削り?は左官屋さんが付けたネーミングなので、どのようにするのかはよくわかりません。

こんなことでいいのかと思いますが、見本は確認してますので・・・
色をつけることは避けて、より自然な風合いになるように土を混ぜて土の色を仕上げとすることで今回土を混ぜたのですが・・・

現場で光をあてたり、影での色の具合を見たりして、ああでもないこうでもいと打ち合わせしましたが、
そもそも本質はそこではなく、自然の土の色ができればそれでいいんだなあと。
自然のものを使うのに、色の精度にこだわるって違うなと。それなら着色しろってことになるので・・・

私は直接まだ塗っているところを見てなく、写真を送ってくれたのですが、写真でみても質感が伝わってくる感じがしました。

また、外壁は単体でうんぬんではなく、庭の緑が入って馴染み引き立っていくものなので、緑が入るのが楽しみです。

あけましておめでとうございます。


あけましておめでとうございます。
昨年はたくさんのご縁もあり、職人さんと共に切磋琢磨しながら家づくりができたと思います。
今年もさらなる努力をして楽しく家づくりができるようにと思っています。

年末に設計に関することを少し考えました。
ここ2年くらいはあんまり考えることなく、ひたすら図面を引いていたので、このあたりで少し家づくりに対して考え、引き出しをさらに増やす時期かなと思ってました。

家づくりを通じて、ご家族がよりおしゃれに暮らして活きたいと思えるような、
住まいが最もくつろげる場にしてもらえるような
そんな家づくりをしていきたいと思っています。

そのためにもハード的なものももちろんですが、精神的にもくつろげるソフトな部分をより大事に取り組んでいきたいと思っています。
すべてにおいて綿密にし、設計が完了した時にもう一度、細部を確認し見直していくことも大事かなと。

私を選び必要としてもらえることをしっかり認識し、前向きに努力を惜しまずがんばろうと思います。
新しい縁を楽しみに今年も励んでいきます。
よろしくお願いします。

今年はこまめにブログ更新し、家づくりの楽しさと奥深さをより多くの方に伝えていきたと思ってます。

カテゴリー: BLOG

通り土間のある家 奈良つげの家


建築地   奈良県奈良市都祁
家族構成  ご夫婦、子供3人
都市計画区域外
構造規模  木造在来軸組2階建て
敷地面積  1203.83㎡(364.16坪)
延床面積  122.54㎡(37.07坪) 『1階91.91㎡(27.80坪)2階30.63㎡(9.27坪)』
施工 輝建設株式会社
写真 今西 浩文
<主な仕上げ>
構造材   三重県熊野材
造作材   三重県熊野材
床材    三重県熊野材 杉赤勝ち210mm幅、30mm厚
屋根    ガルバリウム鋼板縦はぜ葺き
外壁    焼杉
内壁    土壁中塗り仕上げ・漆喰塗
天井    赤杉上小・漆喰塗り

➔進行時のブログ