ブログと進行状況

最近、何かとバタバタしてまして、ブログをかなり放置状態にしてました。

反省です。
ブログは自分が思いついて書き留めたいことなどを中心に今まで書いてきました。

たまたま会社のGメール調子がおかしく整理していて、アメーバーからのメールが目にとまり、ふと思い出したんですが・・・
7年くらい昔にアメーバーブログで必死にブログを書いていて、木についてとか、塗り壁についてとか色々語っていて、それを読み返してみたのですがなんだか幼いなという感じの文章と熱く語ってるなという恥ずかしさがありました。

でも何か今と思っていることは基本変わってないなと。
大工さんがどうとか、表面に見えないところでの職人のこだわりや、お施主さんに出会えない見えない職人のことなど。

今もそんなことかいてるなと。
成長してるのかしてないのかわからないですが、皆さまの丁寧なこだわりのおかげで今があるのかなと思います。

実際に今建設中の家が2月?3月に完成します。
まだまだ先の話ですが、見に来てもらえたらと思います。
24坪総二階で少しコンパクトサイズですが、おしゃれなお施主さんのセンスを垣間見ることができると思います。

そのためにももう少し進行状況やお施主さんのことをブログにまめに書けたらと思います。いつも言うだけですが・・・

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解体始りました  事務所付き住宅

いよいよ解体が始まりました。

今回、社屋と住宅の2件解体なのですが、
解体するにあたって、お施主さんは会社と住宅の荷物を2週間かけて移動したり、捨てたりで深夜まで作業は及んだみたいでかなり大変だったそうです。

ほんと御苦労さまです。

だいぶものを捨てたみたいです。
ものが増えて倉庫化することはいいことではなく、 断捨離した方がいい・・・
それは正論で、
想い出のあるものは使わないことはわかっていても捨てれないと思います。

新しい家に住むにあたって、ものを減らすことですっきりと暮らせるのですが、捨てるという決断もなんだか寂しいものがあるなと思いました。

そして、私は今日お施主さんの家が解体される様を眺めていたのですが、
「何十年もこの家でお施主さんが暮らしていた」と想像するだけで、私自身もさびしいものを感じました。ですので、お施主さんはもっと感じてることだと思います。

そういった様々な想いもありながら新しい家を造ることはそれだけ大きな決断をされているのだと思います。

設計士としてそのあたりをしっかりと抱えながら家づくりに取り組まないといけないと改めて感じました。(藤井寺の家の時も感じたことですが・・・)



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現場で食事会  枚方の家

枚方の家が上棟し、約一か月くらい経ったのですが、バタバタしていたこともあり、何かと皆様でお話しする機会がなかったのですが・・・

お施主さんのご計らいで、昨日昼食会をすることになりました。
奥様が、お弁当やデザートとコーヒーなどをあらかじめ準備してくれました。

小さなお子様を持つ主婦として大変な中してもらえたことはありがたいことだと感じています。

お子様の服装などを見てオシャレだと思うのと同時に、設計の結果へのハードルの高さを少し感じたりしますが・・・

お施主さんと一緒に作り、過程を楽しめたら結果は自ずと出るかなと楽観的に考えてるところもあります。

外壁の色はどうしようか、メインのバルコニーをどうしようかなど、現場で実際に照らし合せながらみんなの意見を聞きながら結論を出す。

今回もお施主さんと話して学んだことは多いです。
アパレルのものづくりと家づくりはほんとよく似てるなと思ったりしていて、
お施主さんとの共通点として、「こだわりも持って作ったものが好き」ということかなと思っています。

照明や取っ手など、細部にわたるところまで、いろんなところに見にいって、ああでもないこうでもないと長い間話合う。

今お施主さんは期待と不安があり、振り返る余裕もないと思いますが、
たかが色、たかが取っ手、たかがリモコン、たかが・・・
で長時間話合った過程が、
いい想い出になることだと思います。

完成した建物の結果が大事だと思うのですが、私とお施主さんとの中で悩んだり、意見が合わなかったり、世間会話しながら食事をしたり、過程を含めて家づくりに費やした時間がとても有意義だったと思えるようにしたいと思ってます。

素材による着心地と居心地は同じ

最近アパレルさんの家を2件ほど取り組んでいるせいか、服の素材を意識して見ることが多いです。

今の服はアウトドアメーカーのものだったり、日本の小さなブランドでも
デザインはシンプルで
素材にこだわり、
着心地が良く
長持ちする生産技術が高いもの

が特に人気が高いように思います。

Tシャツにおいて綿100%でもそれぞれブランドによって肌触りが全然違う。

試着してすぐに肌ざわりの良さがわかるくらい着心地がいいものがあるのを今の歳まで気づきませんでした。
カシミヤを初めて着たときの驚きを綿でも感じれるとは・・・。

歳を重ねて少し肌が弱ってきて敏感になってきてるせいかもしれません・・・

そろそろ寒くなってきたので、ニットが必要になってくるのですが、
毛で、
ちくちくして、
重たく、
それほど暖かくなく、
毛玉もできる
ものが多いなとおもっていて(私が知らないだけですが・・・)

肌触りが良く、軽く、暖かく、毛玉のつきにくく、洗いやすいものを
色々と調べていたのですが。

ニットの素材として、ウール(羊毛)やモヘヤ( アンゴラ山羊 )、アルパカ、キャメル、など色々あり、毛でもそれぞれ特徴があるのを知りました。

例えば、モヘヤはヒマラヤ山脈など極寒のところで順応し育った山羊のもののため、毛が暖かいというのは理にかなってるように思います。

また動物の年齢によっても毛の心地は違ってくる・・・
キッドモヘヤといって山羊の1歳未満の毛で作られたものは、細い、やらかい、頑丈なため さらに着心地のいいです 。
今まで知らないことが多かったです。

素材にこだわることで今までにない着心地だったり、
ホントの意味でコストパフォーマンスがいいものを知り、無駄のないものを手に入れることができます。

色々調べた結論として、
「天然素材で高い技術をもって作ること」
で 着心地と長持ちするものは得れて、コストパフォーマンスも一番いいです。
これだけは間違いかなと思います。

ウールの天然素材はアクリルなどの合成繊維とくらべて
暖かい、肌触りがいい、夏冬快適などのメリットがあり

またデメリットとして、
アクリルと比べて高価、
自然素材がゆえに虫に食われることもある
縮む

なんだか、木においての無垢板と合板の違いと同じです。

前置きが長くなりましたが、
家においての素材といえば、やっぱり木と土(珪藻土やしっくいなども)なのですが・・・

皆さん、家づくりに使う素材として、大半を占める木に対してそれほどこだわりはないように感じます。

たぶんそれは服と違って、居心地は住んでみないとわからないことなので、ぴんとこないのだと思います。

色の違いは明るい、暗いは判断がつくのでわかりやすいですが・・・

木の重要さを伝えるのは私たちの仕事なのですが、
木の家の前提として、
四季があり、高温多湿の独特の気候で育った木(日本の木)を使って家づくりをする。構造材の話ね・・・

わざわざ、外国の安い木を使ってきつい防腐、防蟻材を使うのであればそもそも木を使わなくてもいいように思います。

国産の木でも樹種によって、硬さや温かさなどはそれぞれ違います。
また、同じ杉の木でも、部分によって色も違うし、役回りも違う。

杉の面白いところは戦後一番多く植えられたものでもあり、木が素直に育つことから安価な材でもあるのですが、杉の赤い部分(芯)はとても美しく、耐久性もあり他のどの樹種の材よりも高価な材でもあるんです。

この幅の広いところが面白く、木取りの仕方によっていろんな表情のものができるのが魅力です。

他の材と比べて空気の含有量が多いことから、手触り、足触りが良く「夏は涼しく、冬は暖かい」ため年中快適です。
そのため、床に使うとほんといい材です。

赤勝ちの幅210mm厚さ30mmの杉フローリング

しかし、やわらかく傷がつきやすい材でもあるのでテーブルや家具に使うには向いてなく、杉よりもかたい広葉樹などの木の方がいいです。

広葉樹は硬いため、冬足に触れると冷たく感じるので、フローリングには不向きです。それぞれ役回りが違うのです。
(私の論ですのであしからず)

話が長くなるので、木の詳しい話は別の機会にするとして、
家づくりにおいて木を理解し使い分けることは居心地に大きく関わってきます。

先ほど話したように、歳を重ねると若い時に感じなかったことも敏感に感じてしまいます。

服は歳と共に着るものを変えていけばいいですが、家はそうはいかないです。

家の居心地をよくするためにはやはり素材をよくすることです。
床、壁、天井に使うものはやっぱり自然素材がよく、色で内装の素材を決めるのではなく性質を理解して使う。

また私が土壁をよく使うのも、古臭く感じるかもしれませんが、歳を重ねると白壁よりも目に優しいものに落ち着きを感じてきます。

服が素材ありきで着心地が変わるのと同じで、家も素材ありきだと思います。
長くなりそうなのでこのあたりで・・・

キッチンの収納 藤井寺ver

これから住まいづくりを考えてるご家族を藤井寺の家へご案内しました。

ずうずうしくも収納部分も見せてもらいました。
こんなにキレイに収納してもらえると、ほんと嬉しいです。

計画時には、色々とサイズも測ってもらい、どこに何を入れるか検討してもらいました。絵がとてもご上手でびっくりしました。

この時から少し変りましたが結果
↓のような感じです。

この住まいはシンクとガスコンロが対面に分かれているのですが、
写真はシンク側一番左端棚
一段目 ザル、ボウル類
二段目 タッパ類、弁当箱、お菓子道具類
三段目 弁当箱、タッパ、水筒他

あと右には食洗機、ごみ箱(シンク下)になります。

ガス側ですが、すごいきれいですよね。
今回の特徴として、調味料の高さ(油)が32センチあるので、一番右に縦長の調味料入れスペースを設けました。
その横のガスコンロ下には、鍋やフライパン類
調味料入れを設けたことによってコンロ下に鍋やフライパン類が少し収納しきれないので、その横の一番下の引き出しにフライパン、鍋類を。

残りのスペースとして
最上段の引き出しは高さを少し縮めてコップやカトラリー類やラップ類。
その他の引き出しは食器をそれぞれ収納されてます。
食器棚や吊戸棚を設けなくてもこのスペースで納まりました。

ガスコンロ横や正面に魚網やミトン、トング、お玉などをぶら下げて、使いやすいのかなと思います。いい感じですね。
ちなみにバーやフックはイケヤのもので900円くらいだったかな?

食器棚や吊り戸棚を設けなくても キッチン引き出し内に食器まで納まったのですが、パントリーの存在も大きいのかなと思います。

収納かなり上手ですね。
棚の奥行きがぴったりなのがうれしいです。
面積としてはそれほど大きくはないですが、この収納量。
隙間なく使ってくれているのでうれしい限りです。

みなさま、この写真を見てしまうとプレッシャーを感じてしまうかもしれませんが、藤井寺のお施主さんは特別ですので・・・

大事なことは計画時にある程度奥行きと高さを考えておくと、それほどスペースを取らなくてもたくさんのものを入れることができるし、逆に、出来上がって収納しようとすると、1センチ足りないとによって収納できないこともあるし、
奥行きが深すぎて使いづらいということもあります。わざわざ面積を大きく取って使いにくいのはショックですよね。

キッチンは皆様それぞれ使い方が違いますので、奥様らしいキッチンになればと思います。

見栄えだけのいいキッチンにすると、やはり毎日のことですので、プレッシャーを感じながら料理なんてできないと思います。
自分が使いやすいキッチンにしてもらったらいいかなと思っています。また今よりも少しテンションのあがるように私が添えれたらいいなと思います。

今回お伺いして、こんなにキレイに住んでもらえると私としては本当にうれしいです。
また暮らしを見せて頂けて私も含めてとても参考になります。

今日お伺いして、皆様の暮らしが少しでも明るくなるようにこれからも励んでいこうと思いました。

見え隠れする空間

家の中で家族といるといろんなことがある。
常に家族団らんとはいかない。
気分がいいときだけでなく、悪いとき、一人で考えたい、本を読みたいときもあると思います。

個室に閉じこもるのも何か違うし、でも目に入る距離にはちょっといたくない。
そんなことはよくあるのかなと思います。

キッチンやダイニングから少し死角になるリビングの一部があると落ち着くような気がします。

すべてが死角というわけでなく、足だけが見えてるとかでもよくて、目線を合わせなくいれるスペースは以外に貴重なのかなと思います。

奥の畳の間にいけば、死角になります。
ほっとできるスペースかなと思います。
全然気にならないというご家族もあると思いますが・・・

ネガティブな話かもですが、程よい距離感を保つのもいいのかなと。
あくまでも一例ですので・・・

祝上棟 枚方の家 24坪

先週の金曜日に上棟しました。
土台はあらかじめ敷いてくれていたので、なんなく棟まで上げることができました。

前日の天気予報は雨だったのですが、お施主様のドラえもんのてるてる坊主おかげで雨は全く降らなかったです。

私が現場行く頃には一階の梁はほぼ架け終わってました。
大工さんの力強い作業をみているととてもかっこいいなと思いました。


延べ床面積24坪の家ですが、敷地いっぱいの骨組を見るととても大きく見えます。

どのお施主さんも土地を探したり、建築士、工務店を探したりでここまでくるみちのりは私よりも数段大変だったと思います。

私にとっては毎回のことではあるのですが、お施主さんにとって
「家を建てる」ということはどれだけのことかをしっかりと噛みしめながら自分にとって少し手間のかかることでも惜しみなくやりたいと思います。

最近同じ話ばかりかなと思うのですが、
私はお施主さんによってすべてにおいて成長していってるように思います。

藤井寺では陶器や生け花の素晴らしさに興味を持ち今では陶磁器を見て回るのが好きです。

今回はアパレルのお施主さんで、色々と服についても話を聞かせてもらっていて、私の服の価値観も少し変り、オシャレ度も少し増してるように感じてます。(笑)

服の業界でも建築と似てる感じがしていてて、
シンプル、快適さ、職人のこだわり、ディテール、調和。

家も服もモノも自分なりの価値観の合うものだけを取り入れた密の濃い無駄のない暮らしができたら快適なんだと思います。

これから進んでいくのですが、私の至らないところを職人さんたちに助けてもらって家づくりの過程を楽しみたいと思います。

進行状況

枚方の家、今週の金曜日から大工さん工事が始まります。よう壁、基礎工事が長かったこともあり、ようやくって感じがします。

24坪でコンパクトな住まいですが、中身が濃く楽しみです。

堺市の事務所兼住宅の打ち合わせも重ね順調にすすんでいます。
先日、キッチンの打ち合わせをしました。

収納はあるもの、いれたいもののサイズを測ってもらい、それに合わせて収納サイズは決めていますので、住む前から想定内にしておくと、何かと安心です。

奥様によって、持っているもの、収納の仕方などは様々なので毎回面白いです。

フライパンや鍋類は立てて収納したい
トング類はレンジフードの下に引っ掛けたい、引っ掛けたくない
食洗機が要る、要らない、どこのがいい
炊飯器は使う、使わない
などなど。

私の今までのお施主さんは料理好きな方が多く、私はキッチンの使い勝手の情報だけはよく知ってます(笑)
収納するものサイズに合わせて引き出しをサイズを決めていったり、今まで不便だったことを聞きとって建築的に取り込めるのかを検討し答えを出すのが私の役目で、あくまでも主役は奥様ですので、施主さんらしいキッチンになるよう努めたいと思っています。

奈良の住まいも現在打ちあわせ中です。
アウトドア好きのお施主さんで、
ウエットスーツやテント、靴など置き場や木工の作業スペースなど半外部的な要素の土間を設けています。
また水槽や、一生使うと決めてかった高価なギャッペなどが活きる空間になればと思っています。

なかなか皆様収納だけでも個性的で面白いですが、あくまでも収納はメインではなく、生活する上でモノがおさまらないと、そもそも快適に過ごせることさえできないので、そこは最低限度押えるようにしています。

メインはやはりLDKで居心地のいいスペースにするために、モノがキレイに並べることができ、急きょ置き家具を買うといったことがないようにと思っています。

あと、新たにプランに入る住まいもあり、個性を活かした住まいづくりができればと思っています。


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余裕の空間があればあるほどいい家になる。

家を考えるにあたって、赴くままに進めていくと、これもあれも余裕が欲しく、自ずと面積が増えていきます。

収納できるスペースが多く欲しい。
玄関が広くしたい。
寝室は最低8畳欲しい
客間が欲しい
トイレが2個欲しい。
洗濯スペースを広くとりたい
浴室を広くしたい


などなど。

最初の段階では、あくまでもご要望なので、それでいいかなと思います。

しかし、家の大きさは土地や予算に限りがある以上当然のように面積は限られてきます。
決まった面積において、何かに余裕を設ければ、当然何かは狭くなります。

多少それぞれが満たされるのであれば、大きくなってもいいと思うかもしれませんが、面積を大きくすることは、別のデメリットも多いです。

そのデメリットを全部並べるとたいへんなので、別の機会に詳しくお話しますが、
わかりやすいデメリットとして今住んでるところの倍の面積の家に住んだとすると、掃除にかかる労力は倍になると想像すれば、
ぞっとすると思います。(使わなくても汚れますから)
本末転倒になってしまいます。

賢明に進めるにあたって自分たちの価値観を理解しまとめることが必須になってくると思います。

ここがお客さんにとって一番重要なことかなと思っていて、それを判断し心苦しいけど削っていくのが設計のプランをする一歩目だと私は思っています。

「トイレ2個要りますか?」
「子供室小さくてもいいですか?」
「寝室は寝るだけですか?」
「年に何回人が泊まりに来ますか?」
「玄関で何しますか?」
など、要望書に要ると書いているのに、再度聞くのはちょっと感じ悪いかもしれませんが、

実はそれは聞きとることによってホントに必要な空間かどうか優先順位は高いのかを確かめてます。

トイレが近く、トイレは2つできれば欲しい・・・
寝室が二階なので深夜に子供をトイレに一階まで連れていくのはつらい。
アウトドアが趣味なので外で使うものを置く土間収納が欲しい。

話を聞けば色々と事情が聞き取ることができ、優先順位も理解できてきます。

何を優先するのか・・・
決まった面積の中で、すべてを満たすのであれば、すべて(空間・素材など)がそれなりの中途半端な空間になってしまいます。
これだけは避けたいなと思っています。

トイレで一日いるわけでもなく、
玄関でくつろぐわけでもなく
収納部屋で居心地を感じるわけでもなく、
収納にゆとりがあれば精神的に満たされるわけでもない
泊まりに来る人のために新築するわけでもない

家族が集うキッチン、リビング、ダイニングの環境をよくすることがメインだと考える方がほとんどだと思います。

開放的な空間にしたい
居心地のいい空間にしたい
室内から自然が感じれるようにしたい

家族が見渡せるところで料理を作りたい
デッキが欲しい

そこに重点を置くことを考えると、他のことへの制約が緩ければ緩いほどLDKは満たされてきます。

設計プランをするにあたって、がちがちのご要望で、魔法をかけるかの如くいい空間にはできないと思っていて、

LDKのためにその他のスペースを最小限に満たす。
最小限という表現は誤解を生むかもしれませんが、収納するものやサイズ、部屋の中での必要寸法を聞き取り無駄なスペースを省くということです。

また、これを機に必要なものだけを残すようにしてもらっています。
収納スペースは大きければ大きいほどモノが増えるだけですのでホントに必要なものを置くようにしてほしいです。

収納に関して、
どうしても想い出のものを捨てられない
もらったものを捨てられない
モノを集めることが趣味である。

今までの例として、
嫁ぐ際にもらった親からの桐たんすを捨てることはできない。
ヒストリー性のあるものを集るのが趣味。

こういったことは皆さまの個性として大切にしてあげたいと思っていて、
私がしないといけないことは、メインの満たしたい空間と天秤にかけて落としどころを一緒に考えることかなと思っています。

玄関を大きくすれば、リビングがその分減る。
客間を設ければ、その分リビングが狭くなる。
極論に思えるかもしれませんが、実際は間違いなく影響しますので直結して、天秤に掛けてみるといいです。


今建設中の家も家族四人で延べ床面積が24坪です。
それでも、ぎゅうぎゅうの家かといえば、そうでもなく面積以上の広々とした快適な家になったなと思っています。(収納は少し少なめですがサイズ感が合ったものを細々造るようにしました。)

なぜ開放的な空間になったかというと、2階に花壇のあるバルコニーを配置したことが大きいと思います。(2階LDK)
必ずしもバルコニーがなくても暮らせますし、これは余のスペースです。

この部分に収納スペースをつくることも、部屋を一つ増やすことだってできました。しかし、この余裕のスペースこそ必要な空間だと思っています。

キッチン、リビング、ダイニングが両隣ぎりぎりにあったなら、精神的にも押し込められ快適には暮らせないのです。

バルコニーがあることによってキッチン、リビング、ダイニングが面積以上の開放的な空間へと変わるのです。

収納することを優先するかLDKから緑が見えて、両隣から少し解消されゆとりをもつか。

そのことに議論することなく、お施主さんと私は一致でゆとりある空間を選びました。

あとはそのスペースをとった残りのスペースでいかに集約させれるか。
寝室は3畳強、こども室も2つで10畳収納もWICL3畳になっているのが特徴だと思います。

大きさだけを見れば大丈夫?と思うかもしれませんが、置くものを想定し、シビヤな寸法取りをしたので、我慢して暮らすということには間違いなくなってないです。
キッチンにはパントリーもありますし、洗面脱衣所に乾燥機もあり、タオルや着替え、歯ブラシ類、洗濯道具などを置けるスペースも確保しました。

生活してもらう前からすべての収納物をしまえるスペースは想定内です。
密に打ち合わせし、具体的に落とし込んでいくことでホントに必要なスペース取りができるのだと思います。

ちょっと話はずれますが、
私も昔から服が好きで、何も考えず見た目のいいものを選んでいました。
「おしゃれは暑さ寒さ、着心地は我慢すること」って思っていた節もありました。

歳を重ねるにつれて、体力的に我慢をして着飾ることはできなくなり、
服を選ぶ基準が変わってきました。

着やすいもの、好みの色合い、扱いやすいもの、長持ちするもの、寒さ暑さをしのげるもの。

数があっても収納するめんどくささや結局、着る服って限られていることをもうこの歳では学習してますので、
できるだけ即戦力のものを満足できる服を買う。
数は少量にする代わりに肌触りのいい素材のものを選ぶ。

仕事時に体裁を気にしてスーツなんて着ないし買わない。現場で汚れるし、足場に気軽に登れない。スーツや革靴が汚れたらたちまち洗濯や手入れが大変。
ストレスを抱えることはしない。

そんな感じです。
これは家でも同じことで、年々自分なりの価値観のあるものだけでいいと思えるようになると思います。

皆さんもこの機会に自分の好みのものを置き、周りに気にすることなく密度の濃い家にしてほしいなと思います。

まとめると、
何かを足せば(足してるイメージがないと思うのですが)何かを減らすことを念頭に置いたり、何畳必要とざっくりではなく何を置いてどのくらいのスペースが必要か(これは設計士の仕事かな)など厳密にすることでゆとりある空間は得れるのではないかと思います。

それこそが、心にゆとりある生活への道筋かなと思います。



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構造図面 高さの検討 

現在、構造図面を描いています。


いつも最初の段階でもあるプラン計画する際に構造図をあらかた目安をつけるようにしていますので、今の段階は細部調整といった感じです。

プランの段階でなぜ構造骨組のサイズを考えるかというと、
空間は平面だけでなく、高さも大きく関係するため、梁などの大きさをあらかじめ把握しておきたいのです。

天井の高さはとても重要だったりします。
・それぞれの部屋とのつながり
・天井と壁、窓との比率
・天井の明るさ

・外観
などなど

間延びしないように、部屋間のつながりがちぐはぐにならないように、
サイズ感が悪い部分と完成した時に何か違和感を感じ居心地が悪いものになってしまうので早い段階でシビヤに検討します。

構造材と高さがなぜ絡むかというと、
建物の高さや桁高さ、1、2階の高さなどは無駄なスペースを設けないために、 梁の成(高さ)、配管スペース、天井下地・天井材の厚さを考慮し階高を決めているため、プランにより梁の大きさが毎回違うので梁の大きさで高さを確定できるからです。

又、 構造の柱・梁などを化粧(意匠的に目に見える形)で使う場合は骨組は構造としての役割だけでなく、意匠としても機能しないといけないため、プラン時に検討する必要があります。

ですので、プランにはある程度長い期間頂戴するようにしています。
さらっとプランを描いてと言われても困るって感じなのです。すいません・・・
どうしても時間がかかってしまうのです。←お待ちのお客さんに向けて(笑)

居心地の良い家は天井で決まるといっても過言ではないかなと私は思っています。

京都や奈良にお花見に行った際に、お寺の室内や軒下の縁から外を眺めた時に何んとなく、心地良く感じることがあると思います。

それは家の軒や窓の位置・大きさがちょうどいいんですよ。
逆に天井高さが比較的高い体育館とか居心地がいいとか外を眺めていい感じだなと思わないですよね。

話が長くなりそうなのでこの辺で。天井の高さは大事ですよ。

さて、
構造図を描くのはいつも好きで、昔から現場に行って、大工さんにいろいろ教えてもらったおかげで蓄積されたものだと思います。

大学でも力学を習っていたのですが、最も大事なことは強度のあるものを使うというよりは、力の流れをシンプルなものにすることが重要で、バランスの良い建物が構造的に安定してると思います。

上から下へ力が均等に流れるように、骨組を考えています。
私の経験値で梁・柱の大きさ、材種を決定し、そのあと一応許容応力計算をして再度検討し決定してます。


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