吉野の製材所に行ってきました

今日、吉野の製材所に行く予定にしてたのですが、朝早くに「こっちはかなり雪降ってますよ」と電話。

大阪は寒かったものの、雪は降っておらず、まあ大丈夫だろうと車を進めたのですが・・・

吉野はこの冬一番の大雪。チェーンもなく、スタッドレスもはいていない車だったけど、行けるところまで行くことに。

ところで、雪山はほんと美しかった。

あっという間に製材所到着。結構いけるもんだな。

ここの製材所は決して大きくはなけど、とても誠実。
担当の若い青年は親切で、やる気に満ちてる感じがいつも清々しい。

ここは、主に無垢板のフローリングを扱っているのですが、吉野ならではの艶があってとても綺麗。
しかも木の乾燥がしっかり出来ています。

乾燥?

木は伐採した際はとても多くの水分を含んでいて、その水分を含んだままでは、家づくりに使うことはできません。
生活の場の環境に適合するように、製材した木を乾燥機にかけて乾燥させる必要があるのです。

乾燥がしっかりできていないと、生活した際に、板が収縮し、動いてしまいます。

ましてや、床暖房をするとなれば、部屋は過乾燥になるため、普通よりもさらに乾燥された板が必要になってきます。

ここの材は厚さ30mmの杉のフローリングで含水率12%。かなり優秀なんです。
床暖房のフローリングとして充分使えます。

桧も綺麗でした。

小さな家をススメル理由2

小さな家にすることによって、日当たりや風通しが良くなる。

敷地が北側の道路一方しか開けておらず、残りの三方は隣の家が境界線にびっちりと建てられていることは、都会でよくある光景です。
敷地いっぱいに家を建てようと思うと、日当たりは、直射日光が入らない北側しか期待できません。

そのため、その土地はあきらめ、日照条件のよい、南側や東側に開けている土地を探そうとしますが、好条件の土地は高価で手がでません。

小さい家にすると、敷地一杯に家を建てなくて済み、土地の条件に縛られることなく、日当たりがいい家づくりができます。
また、家の隅々まで、光や風を通すこともできます。
⇒風を通す
仮に冷(暖)房をかけても、小さいので家全体がすぐに涼しく(暖かく)なります。
また、光熱費も大きい家に比べると当然安くなります。

小さくするだけでも省エネになるのです。

>>小さな家をススメル理由3

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自分らしい家

もし私が自邸を建てるなら、どんな家がいいのかちょっと考えてみました。

私は、昔から建築家の増沢洵さんの自邸の9坪ハウス(9坪といっても建坪で1階が9坪、2階が吹き抜けを除いて6坪の計15坪の家です。)に憧れていました。

増沢邸は1952年(昭和52年)に建てられた家族4人の住まいで、約3m×3mの正方形の大きさで非常に小さな家です。

下の写真は増沢邸の平面図です。

こんなに小さな家にも関わらず、贅沢に吹き抜けをを設けて開放的にしています。

その当時の家の傾向としては、客間や応接間などの来客を意識したゆったりとした家が多かったので増沢邸は、非常に思い切ったプランなのです。

今では建築業界では有名な住まいのひとつになっています。

昔から、このお家が好きでした。

なぜこの小さい家に憧れるかというと、

とてもシンプルなプランと素直な生活がいいなと。

◆素材を楽しめる
面積の大小は、費用に大きく影響するので、面積を小さくなれば、別のところに費用が使える。
私なら、クロスはあまり好きではないので、漆喰、珪藻土といった自然素材を使って質を上げます。

◆家が安定している
3m×3mの正方形の家なので、バランスが良く建物が安定している。

◆空間利用率が高い

部屋に行くための廊下や客間、予備部屋などの利用頻度が少ない部屋を省くことで、すべての空間を効率よく使える。

部屋が小さくても、部屋の外に庭があったり、天井が吹き抜けていたりすると、部屋の大きさの圧迫感って感じないんですよ。


◆きもちいい室内

家の奥行きが小さいので、家全体に光や風を通すことができる。

冷(暖)房をかけても、すくに、家全体が涼しく(暖かく)なる。
光熱費も比較的安い

◆自然を楽しめる
家の面積が小さいので都会の小さな土地でも庭を造ることがでるので、四季をを楽しむことができる。隣との圧迫感がないのもいいですね。

◆掃除が楽
私は特に掃除が嫌いなので、できるだけ掃除するスペースを少なくできる。
のちの建物のメンテナンスも少なくできる。

◆無駄なものを置かなくなる
当然、スペースが小さいので、無意識に不必要なものは置かなくなるので。
掃除の手間も省けそう。

こんな感じです。

私はO型で「できるだけ手間をあまり手間をかけずに生活したい」ずぼらな性格からくる発想かもしれませんね。

みなさんもそれぞれ個性があるように、家も住む人の個性で決めるのがいいと思います。
固定概念をなくして、自分らしい家これが一番いい家です。

そのためにも家づくりを楽しんでくださいね。

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自然には自然を

こんにちは。

突然友人の惣菜屋さんの内装を手掛けることに。

無農薬野菜や新鮮な素材を使った惣菜なので、私の大好きな趣旨です。

しかし、納期、お金がない。

ほぼ現状のものを利用。

なんとか、床には無垢板だけは張りたいなと思っています。

自然の食材を活かすには、自然の木。

いい勉強になりそう。

まだ友人には話てませんが、壁をみんなで塗りたいなと。

プロに頼むと綺麗に仕上がりますが、素人みんなで和気あいあい塗るのもいいなと。

ゴツゴツした、素人仕上げよくないですか?

それもまた自然。

壁に適当に赴くままに塗っていく。

画用紙に適当に色をつけていた幼いころ、クラブ活動でみんなで一つのことに力を合わせたこと。

そんなことを思い出させてくれるかも。

いいすぎましたかね。たぶん一時間くらいで心が折れると思いますが・・・

もし実現したら、

単調な日常にご不満なかた、ストレスたまってる方。

お待ちしています。

また進行状況お伝えしますね。

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森から始まる家づくりレポート2(製材編)

前回は、家づくりに使う木の「森での作業の様子」をお伝えしました。今回はその続きです。

チェーンソーで倒された丸太は、トラックで製材所に運ばれてきます。

運ばれた丸太をすぐに四角に加工するのでなく、切りたての丸太は水分をとても多く含んでいるので、家づくりに使えるように水分を抜いてあげないといけないのです。そのため、しばらくの間、下の写真のように、お日さんに当てて乾かしててあげるのです。

ちょっと余談ですが、製材所で非常に大きい丸太を見つけました。お話を聞くと、300歳の杉らしいです。私の曾曾祖父(ひいひいおじいちゃん)、もしくは曾曾祖母(ひいひいおばあちゃん)ってところですね。

すごい。

お日さんで、ある程度乾かされた丸太は、家づくりで使えるように四角に製材されます。

森で木を伐採して家づくりに使える木になるまでの過程を見ると、自然のものから造られているんだと実感できます。

丸太は一本一本、大きさや木目(目が密になっていると強い)が違うので、それをを目利きして、家づくりの柱や梁など、どの部分に使用できるかを選別します。

丸太をそつなく切断して、有効な建築部材を造れるかが、製材者さんの腕の見せどころです。

四角に切られた木はまだ、水分が抜けきっていないので、次は乾燥機に入れて乾かします。

乾燥機を使わず、このままお日さんで家づくりに使えるまで乾かしてもいいのですが、そうなるとかなりの時間が掛ってしまいます。

時間的に余裕があれば色合いがきれいなので利用してもいいかもしれません。今は、乾燥機も技術が発展しているため、木の色見も綺麗に仕上がりますので、十分だと思います。

上の右の写真は乾燥機で乾かして、家づくり使えるようになった桧の土台の写真。

下写真は杉のフローリング。以前ご紹介した住まいで見て頂いた杉のフローリングのものと似てますよね。

このように加工された木たちは私たちの待つ町に運ばれ、引き続き、大工さんがノミやのこぎり、かんななど、いろんな道具を使って木組みを造っていきます。

この話はまた次回お伝えしますね。

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森から始める家づくりレポート(森編)

こんにちは、水谷です。
先日、家づくりに使う木を見にへ行ってきました。

この日は、空一面の青空で、日射しも程良く、とてもすがすがしい天気でした。

実は、この森私の田舎から40分位のところにあるんです。田舎の家はもうないので立ち寄ってはいませんが、幼い当時の田舎と同じ匂いがして、とても懐かしく居心地もよかったです。

家づくりに取り組むときには必ず、柱や梁などの骨組みになる木を森に見に行くようにしています。

「木を選ぶ」という目的もあるのですが、「どこの森で育った木を使うのか」を知ることて、より一層住まいに愛着が持てるのです。

みなさん田植え体験やイチゴ狩りなどに参加されたことありますか?

お米やイチゴなど、自分で採ったものを食べたら、いつもよりおいしく感じますよね。

また、何年か後に近所のスーパーでその産地のお米を見ると、親近感が湧いて思わず買ったりするものです。

家づくりに使う木も、ずっと共に暮らしていくものなので、やはり愛着を持って頂けたらなぁと思うのです。

それと、いつも感じることなのですが、身近な森の木を使えば、この新鮮な空気や田舎の雰囲気を、そのまま、都会に暮らすお客さんの家に届けれるような気がします。

 

上下の写真は、なかなか都会では見られない光景です。チェーンソーで、一本一本と木を倒して、運搬用の機械に積んで、平地まで運びます。そのあと、トラックで製材所に運ばれて、柱や梁に加工されて私たちの町にやってきます。

森で作業する人たちが、50年~100年丹念込めて育てた木を、都会に送り届けるときの心情は、娘を都会に嫁がせるような感じなんでしょうね。

山の仕事は常に危険と隣り合わせで、真剣な顔つきで、作業されてる姿をみると、建築士として、木の一本一本を大事に設計しないといけないといつも思います。

職人さんはやっぱりかっこいいですね。休憩時の方言まじりの会話がほのぼのしていて、いい感じでした。

家づくりのほとんどは、すでに柱や梁になった状態から木に触れると思うのですが、何世代も受け継ぎ、木を育て、そして伐採するといった森での仕事があってこそいい家づくりはできるのです。

森に行って実際に使う木や、そこで働く人と話をすると、家づくりはより楽しく取り組むことができますよ!

次回に続きます。

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7年目の住まい「桧の変化」

先日、七年前にリフォームさせて頂いた、お家に伺いました。

無垢板 のフローリングの変化があまりにも綺麗だったので、みなさんにも見て頂こうと思います。

ご夫婦と小さなお子さんの3人住まいで、ご夫婦は共働きで、奥さんも、なかなか掃除をする暇がないくらいとても忙しい方なんです。

フローリングのワックス も完成時に一度塗ったきりで、それ以降全く塗られてないし、掃除と言っても、掃除機でほこりを吸い取るくらいみたいです。

そんな話を聞いていたので、どんな感じになっているのか少し心配で訪問させて頂いたのですが、掃除をあまりされてないとは全く感じさせない綺麗さでした。

下の写真は の床をアップで撮ったものですが、ワックスを7年前に塗ったきりとは思えない艶です。

お話を聞いてみると、よくご近所のお子さんが遊びに来るそうで、走り回ったり、寝そべったりすることが多いとか。だから、自然とフローリングが磨かれて、こんなに艶がでたのだと思いました。

また、無垢のフローリングは静電気がなくホコリが浮くので、掃除しやすいと仰っていました。

下のフローリングの写真はリフォーム時に張り終えた時のもので、7年生活した上の写真と比べると、まるで別ものような色に変化しています。以前お話した、「桧の黄金色」とはまさしくこれのことです。やはり自然に変化した色は、人工的な色よりも美しいです。

下の写真、お子さんがお母さんに書いた絵。

ちょっとかわいすぎますね。なんか「かあちゃん」という文字にじ~んときちゃいます。けっこうお母さんに似てます。この子将来画家になるかも(笑)

この住まいは予算の関係でフローリングや壁のクロスを替えたり、照明器具を入れ替えたりするだけの小規模なリフォームでした。

また、後日建築士の仕事については書こうと思っているのですが、建築士はなにも「特別な家」だけを設計する訳ではなく、こういったフローリングを張り替える小規模な工事もしていて、フローリングなど素材の選択や照明など、ご予算に合わせた提案をさせて頂いています。

身近にいる建築士をもっと活用することで、「自分らしい家づくり」はできると思いますよ。

この住まい、杉のフローリングも使っているので、次回は杉の変化をお見せしますね。

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無垢板のススメ

前回からの流れで、今回は「無垢板のススメ」についてお話します。

なぜ、合板フローリングが使われるようになったか?

きっと、今みなさんが木だと思っているものの多くが、実は合板が多いので、どれが無垢板か合板かわからない人がほとんどだと思います。

写真のように断面をみればわかるのですが、表面からみるとわからないですよね。

表面は同じように見えても、木としての機能があるもの(無垢板)、ないもの(合板)とでは、まったく違うものなのです。

なぜ、こういった合板がたくさん使われるようになったかというと、合板は、無垢板のように湿度によって動いたりすることがなく、扱いやすいからです。

そのため、ものを造るのに、都合がよく、さらには安く、木の製品を造ることができるのです。

ただ、これらの製品には、木が本来もつ効果は期待できず、そういう意味でも、合板と無垢材とは全く違うもので、比較できるものではないのです。

また、無垢板が動くのは湿気を吸ったりはいたりしているためで、一本一本それぞれに個性があって、動き方も様々です。

昔から、大工さんは、そういった木の個性を見ぬいて、加工し留めつけていたのです。

よく無垢板を使うと、動いて不都合が起こるのではと心配される方がいらっしゃいますが、熟練された大工さんがしっかり仕事をしてくれるので、大丈夫なのです。

大工さんの仕事については後日書きたいと思いますのでこのあたりで。

あと、無垢板のフローリンは手入れがしずらいのではとご心配される方はいらっしゃいますが、そんなことはありません。

昔と同じで、固く絞った雑巾でたまに拭いてやれば充分です。

ワックスも自然系のものを一度塗るだけで大丈夫です。

こまめに手入れしたい方は、毎年大掃除のときにでも塗り直せばきれいにつやが出ます。

あと、少し傷つきやすいのですが、多少の傷なら、水をつけてやると元にもどリます。

傷は生活していくとあまり気にならないようになりますが、どうしても気になる方は、サンドペーパーの細かいもので、少々削ってください。色が少し変わりますが、月日が経てば周りとなじんできます。

合板の場合はきずがつくとそのままだし、こまめに油性のワックスを塗る必要があるので、無垢板のほうが手入れは簡単だと思います。

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木にもイロイロ「無垢板と合板のちがい」

みなさんのお家でも木のものが身近にあると思うのですが、木と思っていても、見ためだけのものが意外と多いんですよね。

中でも、無垢板と合板の違いがわからないという事を耳にすることが多いので、今日はこのテーマで。

 

写真はフローリングですが、左側が「合板」で、右が「無垢板」です。

断面を見ると、無垢の木には「年輪」が見えるのに対し、合板は5枚の板が貼り合わせられているのが、わかると思います。

無垢板は山から伐採されて、家のフローリングになっても、「木」が本来もつ機能が失われないので、次のような効果を得ることができるんです。

▼調湿効果

無垢板のフローリングは、以前お話した土壁と同じく、湿気の多い時は水分を吸収して膨張し、乾燥している時には水分を放出して収縮します。

無垢の木が伸縮すると言われているのはこのためなんです。
膨張と収縮を繰り返すことによって、室内の湿度が調整され、快適な状態を保ってくれるのです。

▼安心な素材

無垢のフローリングには合板フローリングに使われているような接着剤が使われていませんので、安心して使うことができます。特に幼いお子様がいるご家庭や、化学物質過敏症の方には安心です。

▼無垢材の断熱性

無垢のフローリングは、合板フローリングに比べ、木の繊維に多くの空気を含んでいるため、断熱性や保温性が高く、夏にはひんやり、冬には暖かく感じます。

そのためスリッパを履かなくても、素足で歩いても快適に過ごせるんです。
また、暖房器具を利用して、いったん室内が暖まると、無垢のフローリングは温かさが冷めにくいので、快適に過ごせます。

冷房を利用した場合は同じようにも快適に過ごせます。


▼経年変化

前にお話しましたが、無垢フローリングは、月日が経てば経つほど艶がでて、味わい深い色に変化するめ、経年変化を楽しむことができます。

▼その他の効果

木の多い所へハイキングに行ったり、散策したりした時に爽快感を感じたことないですか?

木がもつ、本来木が外敵から身を守るために作り出す、フィトンチッドという物質がリフレッシュや消臭、殺菌に効果を発揮するんです。

以上をみると、やはり無垢板を使う方がいいですよね。