土間の必要性

土間という存在。
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昔の家は農機具や漁具などを気軽に置いたり、調理で竈などで火を利用したこともあり、家の中でも土足が多いため、土間の存在はとても大きかったのかなと思います。

現在の一般的な家の土間といえば、玄関土間だけが存続しています。
なぜ玄関だけになってしまったのか

なぜ土間は衰退したのか

農作業など、家での仕事が少なくなった
キッチンが室内で利用できるようになった
近所付き合いがなくなった

生活の一部として絶対的な必要性がなくなったことで土間は衰退しき、靴を履いたり脱いだりする玄関だけの用途がだけが残ったのだと思います。

どうしても、昔のような土間のキッチンだと料理をする際に靴を履いて、それを配膳する際に靴を脱いで段差をまたぐこの一連の作業は毎日のことだととても苦なことです。

今のキッチンは煙も換気扇が吸ってくれるし、室内にキッチンがあっても何も不快なことがなくなったので、土間にキッチンを置く理由がないのです。

今の土間の使い方

屋内に土間は必要ないのでは?
と思うかもしれませんが、土間を欲しいと要望は結構あります。

趣味の植栽や自転車やゴルフ道具、スポーツ道具など外で使うための道具を気兼ねなく置けて、その上準備や手入れなどを暑さや寒さ、夜の暗さ、近所の目を気にせずプライベートで利用できるスペース

戸外でもなく屋内でもない気楽に利用できる中間的空間が欲しいかなと思うんです。

春や秋などの中間期には戸を開けて、外とのつながりを持つための土間はとても気持ちがいいです。

土間は昔のような使い方ではなく工夫によってはとても有意義な空間になりもっと用途の広がる家になるのだと思います。
昔の土間のデメリットを考えたうえで土間の活かし方を考えたいと思います。

土間を作るにあたっての注意点


家事動線の中に土間を含めないこと。

先ほど話したように毎日の家事の場であるキッチンや洗濯場に靴の履き替えや段差はとても苦になります。
家事動線に含まないことはとても重要です。

例外として、農作業のように、外での泥などの家に持ち込みたくない洗濯ものの場合は、
外での作業終わって、屋内の土間での洗濯し、干しまた着るといった室内に一連の作業を持ち込まない場合は有効かなと思います。

可能ならば土間は行き止まりを作らず外へ通り抜けれるように。(通り土間)

南北(東西)など土間を通すことで、内から外、外から内へのアクセスはしやすくなります。
藤井寺の家の例ですが、
玄関は道路側のある北にあるのですが、
駐車場は南。そのため南と北の土間を繋げることで、ご家族は車を停めて南から屋内へアクセスでき、お客さんは北から迎えることができる。

通り抜けれることで北と南の庭のお手入れも靴を履き替えることなくできるためとても便利です。
土足と上履きとの動線を交差させないことで土間は活きるのです。

 

境界線を区切らないファジーな存在として、土間の存在が大きいのかなと思います。
戸外でもなく屋内でもない曖昧さは何かと用途性を高く、ライフスタイルを楽しめる心地いい空間かなと思うのです。

いかがですか

香芝の家の土間の使い道