FROH(フロー)建築事務所のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
代表の水谷賀一(よしかず)です。
私たちは、新築からリノベーションまで、「住まう」ことの本質を追求する一級建築士事務所です。
大切にしているのは、国産の木、土壁、漆喰といった古来の素材を、現代の空間に美しく落とし込むこと。
光を柔らかく透過させる格子、障子、陰影を描く深い軒。それら伝統的な意匠をそのまま再現するのではなく、今の暮らしに映える「洗練された佇まい」へと昇華させます。
確かな温熱環境や機能的な動線という「現代の快適さ」をベースに、どこか懐かしく、それでいて新しい。
今の時代にこそふさわしい、凛とした和モダンの住まいを形にします。
古き良き知恵と、現在の快適さが共鳴する家づくり
私のもとを訪ねてくださるお客様は、単に「和風」や「洋風」といったスタイルを求めているわけではありません。その土地の気候に馴染む「素材」、細部まで計算された「デザイン」、そして何より日々の「使いやすさ」。
これらが調和した、心からリラックスできる住まいを求めていらっしゃいます。
私は、お施主様の趣味嗜好を尊重しながら、日本の伝統的なエッセンスをどの程度取り入れるか、その「塩梅」を大切に設計しています。
私が「昔の家」に学ぶ理由
私が設計のヒントにする「昔の家」とは、主に大正以前(戦前)のいわゆる「古民家」と呼ばれる時代の建築です。
当時は、人の知恵と技術を尽くし、身近にある自然素材だけで家を建てていました。これこそが、高温多湿な日本の風土における「家づくりの原点」だと考えているからです。
現代の家づくりが失ったもの
戦後の高度経済成長期、住宅不足を解消するために効率化を優先した「プレハブ住宅」が普及しました。
工場で大量生産される「新建材(合板やビニールクロス、サイディング)」は、安価で扱いやすい反面、寿命が短く、傷めば「交換」するしか道がありません。
また、軒(のき)や庇(ひさし)が削ぎ落とされ、本物の木さえもフェイクに置き換わった今の住まいは、果たしてわたしたちが本当に長く住み継ぎたい家でしょうか。
古民家の美しさと、直面した「現実」
以前、ある古民家のリフォームをご相談頂いた際、私は伝統建築のすばらしさと、現代における切実な問題に直面しました。
そこには、現代では手に入らないような欅(けやき)の太い柱や松の梁、緻密な格子、竹を編んだ土壁など、職人の技が息づく見事な骨組みがありました。
しかし、同時に「暮らし」を阻む大きな壁もありました。
・過酷な温熱環境
隙間風が入り込み、冬は底冷えし、夏は屋根の熱気がこもる。
・面積ゆえの負担
。部屋数が多すぎて、断熱改修や修繕に新築以上の莫大な費用がかかる。
「この立派な味のある建物を壊したくない」という想いはお施主様と共有しながらも、最終的には四季を通じて快適に過ごせる「終の棲家」として、新築への建て替えを選択されました。
この時に感じた「良い素材でも、大きすぎると維持できない」という教訓が今の私の指針となっています。
私たちが進める「こだわり」
現代の優れた「温熱環境(断熱・気密)」と、昔の家づくりの「素材・知恵」。
この両方の良いところ取りをした住まいこそ、私たちが本当に住みたい家だと確信しています。。
国産の木を使う

特に構造材には、日本の風土で育った国産材しか使いません。
時にはお施主様と一緒に、奈良吉野などの山へ足を運び、樹齢100年を超える木を見に行くこともあります。
明治時代に植えられ、世代を超えて育てられた木が、わが家の「柱」になる。
そのストーリーを体験することで、完成した住まいへの愛着はより一層深いものになります。
自然素材で五感を癒す
都会で人工物に囲まれて過ごす日常。
せめて帰宅した時くらいは、自然の力に癒されてほしい。
木、土、紙、石。
これらの本物の素材は、年月とともに味わいを増し、人の感性を優しく包み込んでくれます。
これまで手掛けた家で、OB様が特に満足された素材を厳選してご提案します。
伝統を現代の感性でリメイクする
深い軒や庇、光をコントロールする障子や格子、庭の緑愛でる縁側。
先人たちが四季を楽しむために生み出した知恵を、今の暮らしに合う「垢抜けたデザイン」へと昇華させます。
「雑多でも美しい」楽な暮らし

緊張感のある完璧すぎる空間ではなく、ちょっと家事をサボっても、生活の道具がおいてあっても、なんとなく様になる。
そんな「気兼ねなく、楽に暮らせる」空間づくりを目指しています。
暮らしを共に描く設計

家事動線や収納は、毎日のこと。
私は打ち合わせの際、現在のお住まいにお邪魔し、今の習慣や「こうなればもっと楽しい」という想いを聞き取ります。お施主様が描いてくださったスケッチを形にしながら、二人三脚でキッチンや収納を創り上げていきます。
収納や家事についての色々書いてます。
「適材適所」の投資計画

限られた予算の中で密度の濃い家づくりをするために、「優先順位」を大切にしています。
・お金をかえるべきところ
基礎、骨組み、断熱、気密。後から手を加えにくく、家族の命と快適さを守る部分
家づくりにおいて、すべてを満足しようとすれば、いくらお金があっても足りません。
・抑えてもいいところ
15年ほどで寿命がくる住宅設備 トイレやユニットバスなど
例えば、床を「合板」にするか「無垢板」にするか。合板は安価ですが、表面が剝がれれば終わりです。
無垢板は傷ついても削れば元通りになり、張り替える必要がありません。
「建てる時のコスト(イニシャル)」だけでなく、「住んでからのコスト(ランニング)」のバランスを考えること。
今だけでなく、30年、50年先を見据えたトータルコストの視点で、あなたにとって最適な提案をさせていただきます。




