桧で清涼感を引き立たせる

桧と白い壁が良く似合う。
板を貼りたいけど、木が主張しすぎるような山小屋風にはなりたくない。
そんなときに少し涼しい感じになる桧を使うといいです。

上の写真は、壁に絵を飾るため、絵の色を邪魔しない空間になるように、床が十和田石、壁が砂漆喰、天井を桧を使ってすっきりとさせています。

藤井寺の子世帯の家

これは玄関アプローチの壁と天井に使ったときの写真です。
板と板に目地(隙間を3mm)をつけて天井と壁揃えて貼ってます。
写真右中央に凸が見えると思うのですが、これは扉の手掛けで隠し扉になってます。
この中が収納になってるのですが、壁に見えるように工夫して作った扉です。
イメージ通りにすっきりした納まりになったと思います。

床はモルタルの灰黒という色を使っているのですが、桧の色を引き立たすためにあえて暗い色を選択しました。


土壁の壁に天井が桧もまたいい感じです。

香芝の家 リビング

床が杉なので、床・天井を杉にすると、同じ色の割合が多すぎて少し圧迫感が出てしまいます。
そのため、このように桧を使って天井を明るくすることもあります。

堺の家 軒・鏡板

外部の軒や鏡板にも桧を使うことがあります。
外部は雨や紫外線保護から塗装をするのですが、白とクリアを調合して塗っています。
なぜ白を混ぜるかというと、紫外線から守ることと、桧は経年変化する前の白く木目が主張しすぎない時が最も美しいので変色しないように白を混ぜてます。

洗面のカウンターに桧を使ってます。
洗面はできるだけ清潔感のある空間にしたいので、白と桧がいい感じです。

桧は木の中では水に強いですが、洗面のカウンターとなるとしっかり塗装をしないと水シミができたりカビが生えるので注意してください。

水を使った後に、きっちり拭き取ったり、換気をすればキレイに保てます。

桧は挿し色として使うと空間がとっても清涼感あるものになるのでお勧めです。