家づくりをより楽むために国産の木を使う

目の前にある木のものを見ても山を連想することはなかなかできないものです。

木にはどこかで苗を植えられ、そしてスクスクと育った、育てたという方がいいかな、そんなストーリがあるのです。
それは国産に限ったことでもなく、それは世界中のどこでも誰かが木を育ててるのです。

国産の木を家づくり取り入れることで、
その育ててる過程、
その木を山で切ってる過程、
木をキレイに見せるための山での枝うちの過程、
丸太を山から町へ運ぶ過程、
丸太から利用する部分を木取りする過程

などを近くで見ることができるのです。
これってとても面白いことかなと思うんです。
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家づくりってただただ、完成したものだけでは面白くない。
「この柱はあの山の中にあった木だったんだ」
「製材工場で見たこの木が家のこの梁になってる」
とかそんな過程を見ることで、家づくりってより楽しいものになると思うんです。

マグロの解体ショーとかと同じで、できるまでの過程を見れると楽しいし、食卓に並ぶ切り身よりもより美味しく感じるし、そのものの本質も知れるし、愛着もわきます。

木は丸太を製材してみないとわからない。
一本一本の表情が違うし、その時の巡り合いもある。

それがちょっと面白くないですか。

お施主さんと構造材で利用する産地にいって、実際に育ってる山、家づくりに利用するための柱や梁になるまでの製材過程、そしてその育った地域の名所を見てもらえる機会ができれば家づくりは面白くなると思います。

枝から節を感じてほしいし、室内の木をみて、山を産地を想像してもらえたらより木に愛着もでてくるのかなと思ってます。