お施主様と木を見に熊野へ

今回家づくりに使う木を見に、お施主さまと工務店さんと一緒に一泊二日で熊野(野地木材さん)まで行ってきました。

まずは原木市場を見学させて頂いたのですが、この時は丸太が転がっているなという感じでまだ山の木という印象なのですが。
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皮を剥いて、四角に加工されている作業を見ていくうちに、一気に家づくりの木材として変身するのですが、この一連の作業工程で「木」と「木材」は同じものだと認識でき、お施主様に見てもらうことはとても意味深いかなと思いました。

節を枝の跡として見れるのか、それとも黒い斑点として見るのかは、実際に木材へとなる過程を見ることで大きく変わるような気がします。
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一日目は製材工場を見てもらって、2日目は熊野の地を観光しました。
お施主様が学生時代を熊野で過ごされた偶然もあり、何かと懐かしさも感じたのかなと思います。
家づくりに学生時代に生活した地の材を使うことは何か縁深いものを感じます。
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去年は夜に行ったのですが、昼の千枚田もいい感じでした。
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山の上へと登り、絶壁からの眺めはとても透き通った風景で、清々しいものでしたと言いたいところですが、高所恐怖症なので怖かったです。
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ご家族の暮らす家づくりの設計者として選んで頂いたご縁を、ただ設計をする行為だけでなく、こうしてお施主様と施工者さんとで家づくりの過程も楽しみ、今後ともにいいお付き合いができればいいなと思いました。