玄関戸をあけると漂う独特の雰囲気・・・
お茶室のある純和風のこの住まいには、土壁ならではの凛とした空気があります。
通り庭をくぐって入るお茶室の水屋には、真っ赤な吉野の杉を使いました。
京都の町家にあるような「鰻の寝床(うなぎのねどこ)」とよばれる間口が狭く奥行の深い敷地になっています。
どの部屋にも採光、通風が行き渡るように中庭を設け、どの部屋からも中庭の緑を鑑賞でき、四季の変化を楽しめるようになっています。
和室を重視した1階とは対照的な2階は生活スペース。
小さい子供たちの気配をどこにいても感じれるようにと、大胆なオープンスペースになっています。
重なりあった梁構造がそのままデザインとしていきてます。
建築地 兵庫県西宮市
家族構成 ご夫婦、子供2人
用途地域 第一種中高層住居専用地域
構造規模 木造在来軸組2階建て(土壁)
敷地面積 161.91㎡(48.97坪)
延床面積 179.43㎡(54.27坪) 『1階91.91㎡(27.80坪)2階87.52㎡(26.47坪)』
施工 ㈱建築士事務所 民家
<主な仕上げ>
構造材 宮崎県都城(FSC)
造作材 三重県熊野材
床材 奈良県吉野材 杉赤み
屋根 ガルバリウム鋼板縦はぜ葺き
外壁 リシン吹き付け
内壁 土壁中塗り仕上げ・聚楽仕上げ、漆喰仕上げ
天井 杉竿縁天井・杉垂木構造現し