こんにちは、水谷です。
今回ご紹介するのは先人の知恵「障子」。
和の印象はあまり好きではないけど、障子が欲しいとおっしゃる方も多いくらい障子は人気が高いです。
なぜ障子がいいのか
室内のプライバシーの調整ができる
LDKを開放的にさせるために、窓は欠かせないもので、窓の外の緑を見るのもいいですが、
夜に家族と集うときに正面の家からの目線がちょっと気になることがあると思います。
その時に何かしら遮るものが必要で、
このように障子を使うことで、プライバシーが確保できます。
しかも暗くなることなく、紙の柔らかい感じの雰囲気がいいです。
デザイン面も昔のように和がつよくならないようにもできます。
紙の素材によって、障子をしめたままで室内から庭は眺めれて、外からは見えにくくできます。
日射を取り入れたり、遮ったり調整できる
夏は障子を閉めることで、強い日射を和らげてくれます。
冬は障子を閉めていても障子紙を通って温かい日射を取り入れることができます。
日射はコントロールが難しいのでこのように障子を開け閉めして調整することによって室内の環境がぐっと快適になります。
窓の熱を緩和させたい。
家において熱損失の48%が窓からといわれていて、当然ガラスは熱を伝えやすいので、窓から出入りする熱を調整する必要があります。
また、私は木製建具を作ることが多いので、どうしてもサッシと比べると気密性は落ちます。
障子とセットにすることで、木製建具の隙間風を緩和してくれます。
暖房した熱を逃げにくく、窓からの冷気を感じにくくするには障子はとても効果的です。
夏においても、冷房の熱を保ち、またガラスの暖気を和らげる効果があります。
温熱的には窓には障子かハニカムブラインドは必須です。
障子の紙 素材
障子の紙は昔から和紙が使われていて、
光の入り方や影などは和紙が一番きれいですが、
小さなお子様がいることは、すぐに破ってしまいます。
小さなお子様がいるご家族にはワーロンという樹脂0.2~2mmのものを使うと見た目はほぼ和紙とかわないです。
透け感が和紙よりないので、外からは完全にみえないのでよりプライバシーを確保したい方にもおすすめです。
逆にレースを使って透けた感じを演出するのも雰囲気がいいです。