畳の寝室

寝室は当たり前のことなのですが、寝るところ。
勉強したり、遊んだりする子供室とまた違ってご夫婦共、昼間に寝室にいることは少ない。

そう考えると昼の日当たりを期待する位置に寝室は置かなくてもいい。
南に面する必要もなく、できれば朝日が入る東に面してるといいかなという具合ですが、
夏場の東の日射しはむしろ不快に感じるので東面を有効に使うのも西面と同様に難しい。

また、寝るとなると窓が大きいと落ちつかない。
寝室はできるだけ落ち着きのある雰囲気を作ることが必要で、少し薄暗い篭れる空間が意識して作っています。

壁・天井を土で仕上げて、土蔵のような寝室もよく作ります。


窓は小さく取っていて、北庭を鑑賞できるようになっています。
障子をつけさらに落ち着けるようにしてます。


今回は畳ですが、ベットか布団かお施主さんの好みで床の仕上げは変えてます。

現在では畳の上にマットレスを敷く方も多いです。
ベットだと限られたスペースでしか寝られないので、畳にしておくって方法もあるのかなと。
小さいお子様だとベットだと少し不安かもしれませんので・・・

畳の間の場合は、布団を収納する押し入れが必要になってきます。
畳を上げている昼間などは、洗濯物をたたむことやお子さんを寝かしつける空間にも使えます。

素朴で落ち着いた空間こそよく寝れるんじゃないかと思いますが、いかがですか?