窓と壁のバランスを考える

■窓は外が通るところに設ける。
■隣地側は思い切って窓は全く設けない。
小さくても窓があるだけで隣との意識がうまれ落ち着かない。


2枚の写真は正面と左側面に向かって撮ったものですが、正面には緑のある庭スペースがあるため、庭に向けて窓を設けています。。左側面は隣家があり当然隣の家の窓もあるため、思い切って一面壁にしています。
この面に窓があればソファーの位置も壁から微妙にずらさないといけないですし、人目気にせずだらんとできないので、落ち着きません。
また壁に写る影によって落ち着きも生まれますので、窓と壁のバランスはとても大切なんです。

■窓の大きさ・高さは無駄に大きくせず、絞り込んで外の余計なものを見せないようにする。


窓は好きなように外の景色をくり抜くこともできるので、庭木だけが写るようにを切り取ると、とても雰囲気のいい眺めになります。
しかし、無意味に大きな窓を設けてしまうと例えば電線だったり、隣の窓と向き合ったりしてしまうと、窓から外を見る気にもならなくなります。

窓の位置、高さ、横幅って結構大事なんです。

■開放的な庭面にはおもいって連窓をつけて全開口にする。その代り他の面の壁を多くして落ち着きのある空間も確保。室の窓と壁の比率はバランスよく。


専用庭などプライバシーがある程度確保できるところは思い切って連窓を設け、その上全開口できるようにするとかなりの開放感を得ることができます。

■窓を無駄に付けないため、必要な光や風を取り入れることを厳密に検討する。
また影と光バランスを検討する。無駄に明るい家も落ち着かない。


窓が大きければ風が通るわけでもなく、風の入口と出口を検討し設けるようしています。
用途によっても窓の大きさや光による明るさは検討したほうがいいです。

寝室は寝るところなので、利用するのは夜。
そのため、明るさよりもプライバシーを確保できるように窓は小さめで落ち着ける空間がいいと思います。