必要なところに必要最低限の奥行きの収納を。

みなさんのお家にがタンスってありますか?
年々タンスが増えて、部屋が狭くなってませんか?

広々した部屋を造っても、タンスを置いてしまうとたちまち部屋は狭くなります。
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部屋に合ったタンスがあればいいのですが、中途半端のサイズだと、デットスペースが増え、思っている以上に使い勝手も悪くなります。

では、なぜタンスを買うのか?
それは収納が足りてないから。
家づくりの際にざっくりとした収納しか設けていないので、余分なタンスを買うはめになるのです。
ものが増えるたびに、不揃いのタンスを買い、必要なくなっても高価なものなので捨てられない。
結局は使うことのないものをしまい込むタンスに。

必要なものって大体決まっていて、
■玄関
靴、ブーツ、雨具、ハンコ、靴べら、 → 靴入れ⇒奥行30㌢ ~45㌢
■外部収納
趣味の道具(アウトドア用具、ゴルフバック、スポーツ用品、道具箱、その他趣味のもの)→奥行60㌢
■リビング・ダイニング
携帯を充電する場所、リモコンを置く場所、→奥行20㌢~
TV、DVD、子供のおもちゃ、ヴィデオデッキ、ゲーム機、ゲームソフト →TVボード 奥行40㌢~45㌢
掃除機、客用座布団、寝具→奥行80㌢~
子供の行事や書類、アイロン類、PC、プリンター  →PCコーナ 引き出し、天袋(A4ファイルが入る大きさ)奥行25㌢
書籍、CD → 本棚(廊下などでもいい)奥行30㌢

■キッチン
調理器具、洗い物類、→キッチン収納
食料(冷蔵庫以外)米、調味料、乾き物、レトルト、水、粉もの、生もの、果物→食品庫 奥行25㌢~30㌢
ゴミ箱(燃えるゴミ、燃えないゴミ) →キッチン下配管スペースへ
オーブントースター、レンジ、ジューサー → 配膳台、カップボード台 奥行45㌢~50㌢

■洗面脱衣所
洗剤、洗濯道具→洗濯機上天袋 奥行25㌢~35㌢
タオル(大、小)、下着→ 天袋 奥行30㌢~35㌢
歯ブラシ、化粧品、整髪料 →奥行き15㌢
バケツ、椅子、雑巾→ 洗面台下へ

■トイレ
掃除用品、生理用品→ 上部棚奥行25㌢~30㌢
トイレットペーパー→ 棚奥行奥行10㌢
■納戸
季節外れのもの
扇風機、電気ストーブ、冬服、夏服、スーツ→
奥行80㌢

■子供室
勉強道具→机
学校の道具→机
漫画、本、CDコンポ、CD→ 棚 奥行25㌢~30㌢
普段着→ クローゼット 奥行60㌢
季節はずれの服→WICへ 1600幅(30㌢棚+通路70㌢+60㌢棚)

■寝室
寝室は寝るとき以外はいないことが多いので、あまりものを置くものがない。
普段着→ クローゼット 奥行60㌢
季節はずれの服→WICへ 1600幅(30㌢棚+通路70㌢+60㌢棚)

■廊下
本、CD →奥行15㌢〜30㌢

こうして見てみると奥行が必要な収納って結構少ない。
でも、一般的な家具は奥行のあるものが多いような気がします。
おそらく、オールマイティー性重視だからかな。

しっかりと収納するものと場所を決めさえすれば、今後収納場所に悩まされ、部屋を圧迫させることなくスッキリとした家にすることができるのです。

そのため、新築計画時に余分なスペースを造ることがなくなるので、家を無駄に大きくする必要もなくなるのです。

使わない衣類のためのタンスによって気持ち良い空間を殺してしまうのは勿体無い。

家づくりで考えに考えて作った収納だけど、それ以上にモノが増えた。
そんなときはモノがを捨てちゃいましょうね。モノを持ちすぎもよくないですしね。