階段かかりました 24坪の小さな家

ももちゃん家階段かかりました。

なかなかいい出来です。

ももちゃんもお気に入りかな?

それほど大きくないリビングの一角に階段があるため、できるだけ重くならないように、又、上の窓から光が入るように、ストリップ階段(踏込板がない隙間のある階段)にしました。

後ろから見た様子。

杉の質感の柔らかさと開放感のある階段がなかなかいい感じにマッチしてる。


かわいいももちゃんとおっさん大工さんとの光景はミスマッチのような・・・
人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

基礎工事スタートです。

地盤改良が終われば、すぐに基礎工事。

基礎工事は「基礎」というように、とても大事なところです。

主に仕事の流れとして、

まずは、やり方といって、建物の位置や高さを機械等を使って、しっかりと測ります。

建物が建つ部分の地盤面の位置(設計GL)を基準に高さを確定していきます。

設計GLの決め方として、これは設計者が決めるのだけれど、

間取りの状況、駐車場と道路の高さ、地盤の高さ、敷地内の最終の枡(汚水、雨水)の高さ、隣地の高さ(水は高いところから低いところに流れるので隣地よりも少し高くしたい)、基礎工事における土を掘る量などを考慮して決めます。

今回は駐車場のところの地盤と建物の地盤は別に考慮して、玄関からのアクセスが良く、あまり土を取らなくてもいい位置に設計GLを設定しました。

位置、高さが決まると、土を掘削します。

掘削が終わると、砕石を敷いて、充分に転圧します。

その上に、地面から湿気が上がらないように、防湿シートを敷き込みます。

引きつづき、捨てコンといって、鉄筋や基礎の位置を墨出しするために、コンクリートを打ちます。
土のままだと、印つけれないですからね。ただそれだけのためです。

続きはまた後日。

基礎工事の説明してもあんまりわからないですかね?

とにかく、しっかり工事してるかどうか監理します。

人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

格子のススメ

昔の家、特に京都の町家によく見ることができる格子。
窓先に取りつけたり、装飾的な効果もあるため欄間や襖、障子等の内部建具にも付けられていました。

でも、最近ではあまり見かけなくなりました。
なんでだろ??手間暇がかかるからかな。

周期的に木が並んでいる姿はとっても美しいです。

見た目のデザイン性から生まれたわけでなく、室内の採光と通風を確保しつつ、外部からの進入と視界を制限できる効果としての機能から生まれたものなのです。

日本人は昔から、家の中でも外の風景を楽しむといった、家の中にまで自然を取り込む習性にあります。
そのための手段として、格子は大変役に立つアイテムなのです。

規則正しく並んだ格子の影や反射した光はとても風情があってなぜか癒される。
夜になると、室内の明かりが外の格子を照らし、建物が行燈のような雰囲気がでます。

格子こそ機能美だと思います。

以前の施工例

>>光や風、自然を取り込む家 土壁

いい感じのモダンなアプローチ

こんにちは、水谷です。

最近めっきり寒くなりましたね。

夏は強いのですが、冬は苦手で、休日は、家から一瞬出たくなくなりますが、じっとしているのも我慢できないので、
できる限りの完全装備で出かけます。

先々週、先週、神戸でなかなかいいモダンなアプローチを2つも見つけました。
ですので、ちょっと紹介。

JR三ノ宮駅近くのGREEN HOUSE Silva

林の中を通って店へアプローチ。

斬新。

店の方角は西。ということは、木たちがキツイ西陽を遮って、程よい陽をあたえてくれる。
その上、林を通って流れる風は森林浴のような心地よさ。

短いアプローチですが、その一瞬で自然を感じ取れる。

なかなか勉強になる。これやってみたい。

夜も木をうっすらと照らしまた違った雰囲気を楽しめる。

続いて、三ノ宮駅と北野のちょうど真ん中くらいのサ・マーシュという食べログでも高評価のパン屋さん。

店を入るまでのアプローチが結構長くて、両サイドに木の塀が。

夜に行ったので、照明と木塀がいい感じでした。

以前に木の家の施工例でアプローチのお話させて頂きましたが、
アプローチって結構いいもんで、目的地までのすごく短い散歩が、癒しをあたえてくれる。

家なら玄関までのアプローチが、仕事モードからプライベートモードに切り替えさせてくれる。

こんなスペースって贅沢だけど、できれば取り入れたいですね。

人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

小さな家をススメル理由2

小さな家にすることによって、日当たりや風通しが良くなる。

敷地が北側の道路一方しか開けておらず、残りの三方は隣の家が境界線にびっちりと建てられていることは、都会でよくある光景です。
敷地いっぱいに家を建てようと思うと、日当たりは、直射日光が入らない北側しか期待できません。

そのため、その土地はあきらめ、日照条件のよい、南側や東側に開けている土地を探そうとしますが、好条件の土地は高価で手がでません。

小さい家にすると、敷地一杯に家を建てなくて済み、土地の条件に縛られることなく、日当たりがいい家づくりができます。
また、家の隅々まで、光や風を通すこともできます。
⇒風を通す
仮に冷(暖)房をかけても、すくに、小さいので家全体がすぐに涼しく(暖かく)なります。
また、光熱費も大きい家に比べると当然安くなります。

小さくするだけでも省エネになるのです。

>>小さな家をススメル理由3

人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

自分らしい家

もし私が自邸を建てるなら、どんな家がいいのかちょっと考えてみました。

私は、昔から建築家の増沢洵さんの自邸の9坪ハウス(9坪といっても建坪で1階が9坪、2階が吹き抜けを除いて6坪の計15坪の家です。)に憧れていました。

増沢邸は1952年(昭和52年)に建てられた家族4人の住まいで、約3m×3mの正方形の大きさで非常に小さな家です。

下の写真は増沢邸の平面図です。

こんなに小さな家にも関わらず、贅沢に吹き抜けをを設けて開放的にしています。

その当時の家の傾向としては、客間や応接間などの来客を意識したゆったりとした家が多かったので増沢邸は、非常に思い切ったプランなのです。

今では建築業界では有名な住まいのひとつになっています。

昔から、このお家が好きでした。

なぜこの小さい家に憧れるかというと、

とてもシンプルなプランと素直な生活がいいなと。

◆素材を楽しめる
面積の大小は、費用に大きく影響するので、面積を小さくなれば、別のところに費用が使える。
私なら、クロスはあまり好きではないので、漆喰、珪藻土といった自然素材を使って質を上げます。

◆家が安定している
3m×3mの正方形の家なので、バランスが良く建物が安定している。

◆空間利用率が高い

部屋に行くための廊下や客間、予備部屋などの利用頻度が少ない部屋を省くことで、すべての空間を効率よく使える。

部屋が小さくても、部屋の外に庭があったり、天井が吹き抜けていたりすると、部屋の大きさの圧迫感って感じないんですよ。


◆きもちいい室内

家の奥行きが小さいので、家全体に光や風を通すことができる。

冷(暖)房をかけても、すくに、家全体が涼しく(暖かく)なる。
光熱費も比較的安い

◆自然を楽しめる
家の面積が小さいので都会の小さな土地でも庭を造ることがでるので、四季をを楽しむことができる。隣との圧迫感がないのもいいですね。

◆掃除が楽
私は特に掃除が嫌いなので、できるだけ掃除するスペースを少なくできる。
のちの建物のメンテナンスも少なくできる。

◆無駄なものを置かなくなる
当然、スペースが小さいので、無意識に不必要なものは置かなくなるので。
掃除の手間も省けそう。

こんな感じです。

私はO型で「できるだけ手間をあまり手間をかけずに生活したい」ずぼらな性格からくる発想かもしれませんね。

みなさんもそれぞれ個性があるように、家も住む人の個性で決めるのがいいと思います。
固定概念をなくして、自分らしい家これが一番いい家です。

そのためにも家づくりを楽しんでくださいね。

人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

国産の木を使う理由

日本の国土の2/3が森林で、世界の先進国をみても、フィンランド、スウェーデンに次いで第3位の森林大国なんです。

「エコの国」として有名なドイツでさえ国土の1/3しか森林面積がないのです。
皆さんご存知でした?

私たちの世代では、生まれた時から緑が身近にあって、森があるのが当たり前なんですよね。

しかし、海外ではそうではありません。
乾燥が激しく、一度植物が途絶えればたちまち砂漠化してしまう場所が多く存在します。
そう考えると、私たちはとても恵まれた環境で育っているのです。

日本の森林は約2500万haあって、そのうち約1300万ha(約5割)が天然林、1000万ha(約4割)が人工林、残りが無立木地、竹林です。

その約4割の人工林は戦後、後の日本の資源として植えられたのです。
木を伐採し、その伐採した場所に苗木を植え、伐採した木は資源として利用して有効に利用してきたのです。
しかし、この豊かな日本の森林が危機的な事態に陥っています。

木は50年~60年くらい月日が経って、家の柱や梁として使うことができます。
戦後に植えられ、多くの人によって育てられた木が使うことができるまでに成長しました。

地産地消で日本の森は需要と供給のバランスを保ってきたのですが、
高度成長期を機会に「商品化としての量産の家づくり」が増え、ピンチヒッターだったはずの輸入木材にシェアを奪われてしまったのです。

せっかく育った日本の木が使われなくなったのです。

では、「放っておいても育つんじゃないの?」と思うかもしれませんが、人の手によって植えられた木は、人が手を入れてあげないとちゃんと育ちません。
山に関わる人たちは、木材が売れないとを育てることさえもできません。

手入れされず、荒れ放題になった人工林はやせ細った木ばかりとなり、根が弱まり、保水力を失ってしまい土砂崩れなどを引き起こす原因にもなっています。

これから数十年後、日本の森はどうなってしまうのでしょうか?
建築に携わる私たちが未来にできることは家づくりに日本の木を使うことなのです。

家づくりに使う木は、気候と向き合って育った国産の木を使うことが一番自然で適正ではないかと思います。
>>家づくりに使う木
>>無垢板のススメ
>>木にもイロイロ「無垢板と合板のちがい」

>>国産の木「杉」について
>>国産の木「桧」について
>>国産の木「松」について


人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

個性のある家

こんにちは、水谷です。

以前、兵庫県の「ある山奥」にある佇まいを見学させて頂いたのですが、とても特徴があって印象深かったので、今回みなさんにご紹介します。

ここは、山と山に囲まれた湖以外は何も見当たらない自然豊かなところで、母屋と離れのある一軒だけがぽつんと建っていました。

その佇まいが見学させてもらったところで、一軒だけぽつんと建っているのは、さみしい感じもしましたが、空気も新鮮で、風景が綺麗なので、それをすべて独り占めできるのうらやましいさがありました。

とても静かな時間が流れているのだろうな

上の建物は離れの写真ですが、ここがとても印象的なところでした。

この離れの建物は東京の有名建築家さんが設計したらしいのですが、木造平屋建てで、平面が7m×7mの正方形の14坪のかわいらしい大きさの建物になっています。

屋根が「方形」(四方からの棟が中央の一点に集まる四角錐のようなもの)になっていて、とても綺麗でした。

昔の茶室はこの屋根が多く、「方形」は上品な家に多く見られたと言われています。

この部屋は何に使うかは、後にお話しますが、とても贅沢な空間ですよ。

上の写真は室内から屋根の中心部を写したものです。方形の屋根は4方から中心部に構造骨組みを集めて、中央部で骨組みを支えるのが特徴で、重心がしっかりとしているので、とてもバランスがいいです。

骨組みの見た目も整形なので、美しく、まるで傘のようです。

この建物の用途は、じつは、読書をするところなんです。

面白いことに、壁は窓以外全部本棚でできてるんです。

窓から映る四方はすべて借景を楽しむことができ、それ以外は本。

また、建物の外周りに縁もついているので、天気のいい日は外の空気を感じながら読書を楽しむことができるんです。

本好きにとってはとても贅沢な空間ですよね。

ここまでとはいいませんが、みなさんもそれぞれ趣味やこだわりがあると思います。

それを中心に家づくりを大胆に考えてもいいかもしれません。

個性のある家はいかがですか?

人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

7年目の住まい「桧の変化」

先日、七年前にリフォームさせて頂いた、お家に伺いました。

無垢板 のフローリングの変化があまりにも綺麗だったので、みなさんにも見て頂こうと思います。

ご夫婦と小さなお子さんの3人住まいで、ご夫婦は共働きで、奥さんも、なかなか掃除をする暇がないくらいとても忙しい方なんです。

フローリングのワックス も完成時に一度塗ったきりで、それ以降全く塗られてないし、掃除と言っても、掃除機でほこりを吸い取るくらいみたいです。

そんな話を聞いていたので、どんな感じになっているのか少し心配で訪問させて頂いたのですが、掃除をあまりされてないとは全く感じさせない綺麗さでした。

下の写真は の床をアップで撮ったものですが、ワックスを7年前に塗ったきりとは思えない艶です。

お話を聞いてみると、よくご近所のお子さんが遊びに来るそうで、走り回ったり、寝そべったりすることが多いとか。だから、自然とフローリングが磨かれて、こんなに艶がでたのだと思いました。

また、無垢のフローリングは静電気がなくホコリが浮くので、掃除しやすいと仰っていました。

下のフローリングの写真はリフォーム時に張り終えた時のもので、7年生活した上の写真と比べると、まるで別ものような色に変化しています。以前お話した、「桧の黄金色」とはまさしくこれのことです。やはり自然に変化した色は、人工的な色よりも美しいです。

下の写真、お子さんがお母さんに書いた絵。

ちょっとかわいすぎますね。なんか「かあちゃん」という文字にじ~んときちゃいます。けっこうお母さんに似てます。この子将来画家になるかも(笑)

この住まいは予算の関係でフローリングや壁のクロスを替えたり、照明器具を入れ替えたりするだけの小規模なリフォームでした。

また、後日建築士の仕事については書こうと思っているのですが、建築士はなにも「特別な家」だけを設計する訳ではなく、こういったフローリングを張り替える小規模な工事もしていて、フローリングなど素材の選択や照明など、ご予算に合わせた提案をさせて頂いています。

身近にいる建築士をもっと活用することで、「自分らしい家づくり」はできると思いますよ。

この住まい、杉のフローリングも使っているので、次回は杉の変化をお見せしますね。

人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!

機能美

こんにちは、水谷です。

建物の話をしていると、よく、「昔の物や和風好き」と思われがちなんですが、実はそうでもないんです。

北欧の建物も好きですし、フランスにあるような白壁のカフェとかにもよく行きます。

みなさんも、おしゃれな飲食店やカフェに行くことがあると思うのですが、

普段は口にすることができないような料理を味わえるだけでなく、センスのいいインテリアや洗練された店内の雰囲気を楽しめますよね。

「こんな空間で暮らしてみたい」と思うこともあると思うのですが、

あらためて考えみると、毎日の「生活の場」として、イメージしにくくないですか?

店はあくまで「特別な時間を楽しむ場」で、家は「普段の生活をする場」

その役割はまったく違ったものなのです。

「特別な時間を楽しむ場」に必要なのは、「目で見て楽しめる空間」で、「普段の生活をする場」には、「落ち着く空間」が必要なんです。

「落ち着く空間」を考える時、どうしても「風土にあったもの」を意識してしまうので、「和」に関する話題が多くなってしまうのだと思います。

「落ち着く空間」にとってとても大切なことは、「機能美」だと思っているのです。

機能美

 

日本の季節は「四季」と言われように、「春夏秋冬」がはっきりしていて、それぞれの季節毎に気候が全く違います。だから、日本の家はそれぞれの季節に対応できるように、考えて造られているんです。

例えば、三角の屋根「切妻(きりづま)深い「軒(のき)」。

梅雨や台風などの激しい雨はもちろんですが、年間を通じて降水量が多いので、降った雨がスムーズに家の外に流れるように・・・ということで、屋根の形状は「切妻」が多いのです。

また、叩きつけるような強い雨が降っても、室内に雨が入り込まないように、そして外壁を守るために、軒が深くなったのです。

雨から家を守るだけでなく、夏の強い日射しを遮るためにも、深い軒はとても有効で、以前にもお話した 「庇」や「障子」なども、同じように、強すぎる日射を緩和するために造られました。

雨だけでなく、雪が積もる寒い地方では、屋根に積もったは雪をできるだけ自然に下に落ちるように、屋根の傾斜が強くなっているんです。

蒸せるような暑さの夏には、前にもお話させて頂いた 「土壁」がひんやりと湿気を緩和してくれます。身近な素材だったと言うこともありますが、何より「調湿性に優れている」からこそ、土は家づくりに好んで使われてきたのです。

さらに、日本は地震や台風も比較的多いので、万が一に備え、頑丈な柱や梁で、形の整った、揺れには負けない骨組みを必要です。

・・・と、ほんの少しの例ですが、移りゆく季節に順応し、厳しい自然から住む人を守るためにと考えられ、いつでも快適に過ごせるように家は造られてきたのです。

すべての形には理由があるわけなんですが、ただ単に役割を与えるだけでなく、そこに「美」や「粋」を求めて進化してきたのが、日本の家の佇まいだと思うのです。

そんな日本の家の佇まいに、「機能美」を感じるのです。

人気ブログランキングへ ← こちらをクリックしてランクアップにご協力下さい!