ハニカム構造・断熱ブラインドのススメ

「壁に断熱性能の高いものを使いたい」というお客さんも増えてきました。
また、「今お住まいの家が夏暑くて、冬寒いので断熱材を入れ替えたいのですが」というご相談もちらほら出てきています。

実際、住宅全体の熱損失(熱が逃げる)の割合は 床6%外壁24%屋根6%窓が47%なのです。

窓が圧倒的に熱の出入りが激しいのです。
これを見ると、窓はあんまり設けないほうがいいのかなと思われがちですが、
風を通したり、明るさを確保するためには窓は必要不可欠なものなのです。

窓の断熱性を向上させることはではどうすればいいのか?

ガラスの性能を上げることはもちろんですが、
ハニカム構造ブラインドがけっこう使えるのです。

ハニカム構造断熱ブラインドとは?
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断面形状がハニカム(蜂の巣)になっているため、空気層ができるようになっているんです。
そのため、外部からの熱を防ぎ、室内からの熱を逃がさないような仕組みになっているのです。
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数値的に見ていきます。
熱貫流率U値:熱の通しやすさを表す数値で値が大きいほど、熱を伝えやすいため、断熱性能が低いということになります。

昔の家で利用されたアルミサッシ単板ガラスの場合のU値は6.51W/㎡Kです。
標準的によく使われている外壁の断熱壁(グラスウール16k100mm)では熱貫流率0.468程度ですので、窓は壁に比べて14倍程度熱が通りやすいことがわかります。

そのアルミサッシの内側にハニカム断熱ブラインド空気層38mmSを設置すると、数値は2.43まで向上します。

現在、新築で使っているサッシは昔よりもだいぶ向上されていいて、断熱アルミサッシ(ペアガラス)で熱貫流率は3.49W/㎡Kです。
断熱アルミペアガラスにハニカム断熱ブラインド空気層38mmSを利用すると、1.841W/㎡Kまで向上します。

かなり数値が下がりました。
 
実際に利用されたお客さんの話を聞くと夏には強い日射しを遮ってくれ、冬には窓際のひんやりした感じがなくなったという声をお聞きします。

見た目もシンプルで不織布が和紙の風合いと似ていて、障子のように、落ち着いた雰囲気がいい感じです。
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これを採用する最大のメリットはとても安いということ。カーテンよりも安いんです。
みなさん、安さにびっくりします。

デメリット

■洗ったりできない
素材が不織布ですので、カーテンのように洗濯機で洗ったりはできません。掃除機などでホコリを吸い取って頂く形になります。
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■レースカーテンのようにできない
レースのカーテンのような風は通したいけど、視線は通したくないということはできません。基本開け閉めのみになります。夏の場合、日射を防ぐために半分閉めて、半分は窓を空けて風を通すという使い方もいいかもしれません。

■結露防止にはならない
熱貫流率U値が低くなり熱は伝わりにくくなりましたが、ブラインドと窓には隙間ができ、また素材も水蒸気を通すために冷え込みは防げますが、結露は防ぐことはできません。
結露でお悩みの方は
サッシやガラスの性能をあげるか内窓をつけ、断熱ブラインドより外の窓で結露を防ぐことをオススメします。

断熱性、デザイン性、コストパフォーマンス、三拍子揃っているので、
新築時やリフォーム時には、標準仕様として断熱ブラインドをご提案するようにしています。

また、ハニカム構造断熱ブラインドは取付がとても簡単なので、今住んでいる家にも簡単に取り付けることができます。
「たいそうな工事はお金がかかるし、何かと手間がかかるのは嫌。でも夏の日射、冬の窓からの寒さもう我慢できない」という方は是非使って見てください。