土間の必要性

土間という存在。
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昔の家は農機具や漁具などを気軽に置けたり、調理で竈などで火を利用したこともあり、土間の存在はとても大きかったのかなと思います。

現在の一般的な家の土間といえば、玄関土間だけが存続しています。

玄関の靴を履いたり脱いだりする場所としてだけの用途ですが、今の家づくりでも玄関を大きくしたいとおっしゃる方はけっこう多いです。
農家でもなく、竈があるわけでもなく、いまどき近所づきあいの玄関での会話も少なくなり、近所への見栄もないような・・・

玄関というか玄関土間が欲しい理由を考えてみたのですが、ちょっと靴のままで利用できるところを広くしたいのではないかと思うのです。
趣味の植栽や自転車やゴルフ道具、スポーツ道具など外での作業をするための道具を気兼ねなく置けて、その上準備や手入れなどを暑さや寒さ、夜の暗さ、近所の目を気にせずプライベートで利用できるスペース、

戸外でもなく屋内でもない気楽に利用できる中間的空間が欲しいかなと思うんです。

私も設計をしていて、玄関というのがあまり好きではないというか、靴を脱ぐ・履くといった行為だけのスペースを設けるのがなんとなくもったいないと思っちゃうんです。つながりがないというか・・・

境界線を区切らないもっとファジーな存在として、土間の存在が大きいのかなと思います。
戸外でもなく屋内でもない曖昧さは何かと用途性を高く、ライフスタイルを楽しめる心地いい空間かなと思うのです。

靴を脱ぐ土間ではなく、多用途利用できる土間はいかがですか。