土壁中塗り下地をあえて仕上げで見せる

家づくりに蓄熱(冷)性、調湿性を期待して土壁を利用してるということもありますが、土の質感も好きで、土壁の中塗りをあえて壁の仕上げとして見せてます。

中塗り仕上げって・・・
昔からの土壁は約70mm厚さを壁に塗るのに一度に塗れるわけではなく、荒壁→中塗り下地→塗り壁仕上げ(漆喰など)といった具合に層にも分けて塗るんです。

中塗りというのは、室内壁の仕上げをするための下地の状態のことで、仕上げに影響しないように、細かい土と細かな砂を混ぜて使います。
逆に荒壁は、仕上げの状態にそれほど影響しない(割れには注意)ので、大粒の土に砂は少なめ。

この土壁中塗りを仕上げとして見せると、派手すぎない凹凸感とスサの細かい粒のある繊細さが、光と影をうまく取り込んでいい表情を見せてくれます。
着色していない無垢の土だから飽きはこないし、ほかの自然素材ともはまります。

土を塗って間のない頃はまだ土が乾いていないこともあり、ちょっと緑っぽい色なのですが、1年くらい経つと乾いてきて、色が薄くなって、ベージュ色に変化してきます。
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先日竣工して1年半の『ホタルの家』も行く度に土の色が変化してるので、経年変化を見れるってのも楽しみの一つです。
中塗り状態から上に漆喰や珪藻土も気軽に塗れるので、気が向けばまた違うものを塗っても面白いし。
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ポロポロ土が落ちそうってイメージあると思いますが、案外固くて、ごしごしとすれば少々落ちますが、普段利用する分にはなんら支障ありません。
皆さんは土壁と聞くと、昔の和室のちょっと古臭い緑壁をイメージするかもしれませんが、今の家づくりでも使い方でかなりはまります。

白色の壁も明るくていいですが、土のちょっと落ち着いたうす暗い雰囲気も目に優しく落ち着けるのでお勧めです。
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中塗り仕上げは、従来の竹を編んで荒壁を塗って仕上げるといった本格土壁じゃなくても、ラスボード(石膏ボードの凹凸のあるもの)に10mmくらい塗りつけることもできるので、気軽に利用できます。

今回西宮の家では、外周部回りは木ずり下地に30mmの土を塗るのですが、室内にはラスボードで10mm土を塗る予定にしてます。
また、工事途中の写真もUPしますので、楽しみにしておいてください。